1. はじめに
AWS Certified Cloud Practitioner(AWS クラウドプラクティショナー)を2025年2月15日に受験し、無事合格しました。
本記事では、受験の経緯や学習方法、試験の感想などをまとめます。これから受験を考えている方の参考になれば幸いです。
2. 受験の経緯
私自身、業務でAWSを扱う機会はあるものの、開発経験はありませんでした。しかし、業務を行う上で開発者と話す場面が多く、「AWSの基礎知識を身につける必要がある」と以前から感じていました。
そこで、AWSの基礎を学ぶきっかけとして、本資格の取得を目指しました。
3. 試験内容
AWS Certified Cloud Practitionerの試験は、AWS資格の中でも「初級・入門」に位置づけられ、比較的易しい試験とされています。
ただし、AWSのサービス名や内容を知らないと勘で正解するのは難しいため、まったく学習せず合格することは厳しいかと思います。
試験では、クラウドの基本概念やAWSの主要なサービス、料金体系、セキュリティ、運用に関する内容が問われます。試験概要は以下の通りです。
試験時間 | 90分 |
問題数 | 65問(選択式問題) |
合格ライン | 700点(1000点満点) |
試験範囲(割合) | ●クラウドのコンセプト(24%) ●セキュリティとコンプライアンス(30%) ●クラウドテクノロジーとサービス(34%) ●請求、料金、およびサポート(12%) |
受験料 | 100USD(筆者が受験した時は、16,500円) |
受験方法 | テストセンターもしくはオンライン受験 |
採点対象外の設問
試験には、スコアに影響しない採点対象外の設問が65問のうち15問含まれています。AWSではこういった採点対象外の設問での成績情報を収集し、今後採点対象の設問として使用できるかどうかを評価しているようです。ちなみに、どの設問が採点対象外かは受験者に分かりません。
4. 学習方法
筆者の前提知識
筆者が持っているIT資格(知識)は下記となります。
・ITパスポート
・基本情報技術者
・G検定 など
ただ、これらの知識が試験に大きく役立ったとは感じませんでした。
やはり、しっかり学習しないと簡単には合格できません。
使用した教材
-
AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー(改訂第3版)
試験内容に沿った内容のテキストとなっており、AWSの基本概念を体系的に学ぶのに最適でした。練習問題も掲載されています。 -
AWS認定 クラウドプラクティショナー模擬試験 CLF-C02 試験問題集
スマホの問題集アプリで、スキマ時間に活用し、短時間でも反復学習ができました。
※基本は無料ですが、課金をすることで解ける問題が追加されます。
学習期間
学習期間は、約2週間です。
- 1週目: テキストを一通り読み、基本概念を理解。
- 2週目: 問題集アプリを活用し、実践的な対策を実施。分からない問題は、テキストで復習。
平日は昼休みにスキマ時間学習、休日に集中学習を行いました。
5. 感想
スコアは、合格基準点ギリギリでしたが、何とか合格することができました。
受験してみて、AWSの基本を体系的に学べたことが一番の収穫でした。ただし、試験費用が16,500円と高額な点は少し負担に感じました。また、試験では細かいサービスの仕様を問われる問題もあり、単なる暗記ではなく概念を理解しておくことが重要だと感じました。
受験時のポイント
-
試験結果について
- 試験終了後すぐに合否が画面表示されます。(テストセンターの場合はそうでした)
- 詳細なスコアレポートは5営業日以内に受験申込ページで確認可能。
私の場合、土曜日受験で翌日(日曜日)に結果を確認できました。
-
AWSの再受験無料キャンペーン
- 受験申込時にキャンペーンコードを入力すると、1度目が不合格でも2回目の受験料が無料になります。(キャンペーンコードは、1度目の受験申込の際に必要です)
- 受験申込前にキャンペーンをチェックするのがおすすめ。
6. おわりに
AWS Certified Cloud Practitionerは、クラウドの基礎を学ぶのに最適な試験です。特に初心者の方におすすめです。
また、AWS認定試験に合格すると、次回のAWS認定試験の受験料が50%割引になる特典があります。これを活用して、次のステップとなる認定試験の試験にも挑戦してみたいと思います。
加えて、再受験無料キャンペーンを利用すれば、万が一不合格でも再チャレンジしやすいため、試験のハードルが下がります。
これから受験する方の参考になれば幸いです!