Azure CLIを利用して有効なエンドポイントを変更する
Azure CLIとは
Windows、MacOS、Linuxなどクロスプラットフォームで利用出来るAzureをコマンドラインで操作出来るツールです。
ダウロードは下記のページから
https://docs.microsoft.com/ja-jp/cli/azure/install-azure-cli?view=azure-cli-latest
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Azureにログイン
az login
ログインするとサブスクリプションIDなどの情報が表示されます。
※プロキシサーバがある環境では、必要に応じてプロキシを環境変数に設定して下さい。
一時的な場合は、下記のコマンドを入力
set HTTP_PROXY=http://username:password@proxy.contoso.com:8000
set HTTPS_PROXY=http://username:password@proxy.contoso.com:800
構成について
東日本リージョン、西日本リージョンにWeb Appsを配置して、Traffic Managerを利用してユーザーからのアクセス先を変更します。
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東日本リージョンのサーバの表示
URL:https://k-sampleapp1.azurewebsites.net
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西日本リージョンのサーバの表示
URL:https://k-sampleapp2.azurewebsites.net
切替前
Traffic Managerに名前解決を依頼すると優先度高の東日本リージョンのIPアドレスが返され、東日本リージョンのサーバが表示されます。
Azure CLIによる切替
Traffic Manager のエンドポイント1(東日本リージョンのサーバ)を無効化します。
切替後
切替前と同様にTraffic Manager名前解決を依頼しているが、西日本リージョンのIPアドレスが返され、西日本リージョンのサーバが表示されます。
備考
今回はWeb Appsのみを利用した簡易な構成ですが、多くの場合、Web AppsのバックにAzure SQL DatabaseなどDBを配置していることが多いかと思います。
Azure SQL Database の場合には、プライマリとセカンダリの切替も必要になってきます。
災対目的での、マルチリージョンを構成する際は、手順を検証しておきましょう。