Azure CLIを利用してスケールアップ/ダウン、スケールアウト/インさせる。
Azure CLIとは
Windows、MacOS、Linuxなどクロスプラットフォームで利用出来るAzureをコマンドラインで操作出来るツールです。
ダウロードは下記のページから
https://docs.microsoft.com/ja-jp/cli/azure/install-azure-cli?view=azure-cli-latest
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Azureにログイン
az login
ログインするとサブスクリプションIDなどの情報が表示されます。
※プロキシサーバがある環境では、必要に応じてプロキシを環境変数に設定して下さい。
一時的な場合は、下記のコマンドを入力
set HTTP_PROXY=http://username:password@proxy.contoso.com:8000
set HTTPS_PROXY=http://username:password@proxy.contoso.com:800
###Application Gateway v2編
Application Gateway v2では自動スケールアウトが可能となっており、設定が手動スケールアウトになっている場合に、Azure CLIでスケールアウトさせることが出来ます。
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現状のインスタンス数を確認する。
az network application-gateway show -g リソースグループ名 -n アプリケーションゲートウェイ名 --query "sku"
Azure Portalでも確認してみます。
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Application Gateway v2 を手動で2台にスケールアウトさせる。
az network application-gateway update -g リソースグループ名 -n アプリケーションゲートウェイ名 --set sku.capacity=2
"sku.capacity"で稼働させたいインスタンス数を指定します。
※Application Gateway はv1、v2共にインスタンス数が2台以上でSLAが99.95%を得ることが出来ます。
詳細は下記をご確認下さい。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/support/legal/sla/application-gateway/v1_2/ -
手動スケールアウト出来たことを確認する。
az network application-gateway show -g リソースグループ名 -n アプリケーションゲートウェイ名 --query "sku"
Azure Portalでも確認してみます。
###Application Gateway v1編
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現状のインスタンス数を確認する。
az network application-gateway show -g リソースグループ名 -n アプリケーションゲートウェイ名 --query "sku"
Azure Portalでも確認してみます。
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Application Gateway v1 をsmallからMediumにスケールアップさせる。
az network application-gateway update -g リソースグループ名 -n アプリケーションゲートウェイ名 --sku Standard_Medium
{Standard_Large, Standard_Medium, Standard_Small}から選択可能
※約15分程かかる(リージョン内の状況にもよる)
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スケールアップ出来たことを確認する。
az network application-gateway show -g リソースグループ名 -n アプリケーションゲートウェイ名 --query "sku"
Azure Portalでも確認してみます。
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Application Gateway v1 をスケールアウトさせる。
az network application-gateway update -g リソースグループ名 -n アプリケーションゲートウェイ名 --set sku.capacity=2
"sku.capacity"で稼働させたいインスタンス数を指定します。
※約15分程かかる(リージョン内の状況にもよる)
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スケールアウト出来たことを確認する。
az network application-gateway show -g リソースグループ名 -n アプリケーションゲートウェイ名 --query "sku"
Azure Portalでも確認してみます。