はじめに
エンジニア(プログラミングに触れて)として3,4年が経ち、そろそろ今後のキャリアについても考えた方が良さそうだなと思っていたタイミングで、本書『エンジニアのためのマネジメントキャリアパス』を紹介いただき読みすすめてみた。
想定していた、自分に合ったキャリアパスが見えてくるものではなかったが、上司がどのような役割や視座でいるのかを体感することができる一冊だった。
そこから、自分がそうなるためには?そうなったら?と考えるキッカケとなる本でした。
学び
なんでもできる人になろうとしない
以前は(どれくらい前かはわからないがイメージとして)エンジニアに限らず、トッププレーヤーがトップマネージャーになるといった風潮が大きかったのではないだろうか?
とはいえ、プレーヤーとしてずば抜けていても、マネジメントとなると話が変わるといったことはよく耳にしていた。
少し考えて見るとそれは当たり前のことで、プレーヤーだと自分で手を動かすことができるのである種自分次第でことの進み具合が変わる。一方、他者が手を動かすとなると、自分と同じように見積もってはいけないことは誰でもわかるはずだ。
何が言いたいかというと、苦手はことは得意なことに任せて自分ができることをやれば良いということだ。完全に任せっきりが良いとは思わないがそれも状況によって大きく変わることだと思う。
他人の前にまず自分
(少し余談)
高校生の部活の顧問が二人いた。一人はすごくふくよか(ワイルドな安西先生)でもう一人はすごく健康的(選手のように動ける)人だった。
高校生ながら僕は、「自己管理ができていない人が選手の管理をできるのか?」と疑問を持っていた。程なくして、多数の問題が連続して安西先生はいなくなった。
マネジメントする、他者を管理しようとしたときにうまく行かないことの方が多いだろう。そんなときに他者を変えようとしてはいけない。いつも自分が変わる必要があるということ。
自分が変われば他者も変わるかもしれない。そんな心持でいる必要がある。
これはエンジニア云々に限らず、マネジメント全てに共通することではないだろうか?
瞑想
正直、ここでもかと思いました。
それでも、上記のような思考を切羽詰まったとき、イライラしたり、物事がうまく進まないときは心を落ち着かせる手段を持っておく必要があるということです。
まとめ
- 本書は技術書ではないので、マネジメントする人間や組織としてのマインドセットを学ぶことができた
- マネジメントに限らず、「まずは自分から」と考えることが大切
- とはいえ、デリバリーもあるので時間をかけて向き合うことが難しい実情があるのではとも思った
- そうならないために、組織としての文化や共通意識、日々のコミュニケーションが大切になるのだろ