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【第2回】静的テスト

Last updated at Posted at 2017-05-13

1. はじめに

第1回テストケースにて投稿した記事のPVが好調だったため、
第2回を投稿したいと思います。

2. 人による静的テスト

レビュー、ウォークスルー、インスペクション

  1. ブラックボックステスト 答えがあっていればよい インプットとアウトプットを確認する
  2. ホワイトボックステスト 内部を知った上で全部行う
  3. グレーボックステスト

※おおまかなフェーズ
1. 単体テスト
ソフトウェアを構成する最小単位(モジュール)に対して行う

  1. 結合テスト
    単体テストを行ったモジュールを組み合わせて行う

  2. 総合テスト
    ハードウェア・ミドルウェアなどとも結合して行う

  3. 受け入れテスト
    顧客側が要求通りにソフトウェアが作られているか確認する

2-1. 品質の観点からの分類

  1. 機能テスト テスト対象に入力を与えたり,動作させたりしたときに,正しい実行結果が出るかどうかを確認
  2. 性能テスト ユーザがストレスを感じない程度かの確認
  3. 負荷テスト テスト対象が実行できる限界のリソースを確認
  4. ユーザビリティテスト ユーザにとっての「使いやすさ」に着目したテストで,特に高齢者や障がい者などに配慮した「アクセシビリティ」の高い作りになっているかどうかの確認
  5. セキュリティテスト ソフトウェアの実行中に機密情報が漏洩しないことや,外部からの悪意を持った攻撃に耐えられることを確認

2-2. 実行方法

  1. 動的テスト テスト対象を動かしてみて結果を確認
  2. 静的テスト ソースコードレビュー等

2-3. テストケース作成技法

  1. ブラックボックステスト テスト対象に入力を与えて,実行された結果が正しいかどうかを確認
  2. ホワイトボックステスト テスト対象に入力を与えた際に,どのような順序で処理が実行されたり,データの値が変化したりするのかを確認

2-4. これらのテストを効果的に実施する(品質を確保)するには

  1. テストの実施範囲を明確にする
    例) 単体テストで確認した(細かい)ことを結合テストでは確認しない

  2. 正しいプロセスで行う

  3. ツールを効果的に利用する
    同じ作業を繰り返し実行することが多いので,それをツールに任せることで効率が上がります。
    ツールに頼りすぎると十分なテストができなかったり,逆に時間を要してしまうこともありますので,注意が必要です。

  4. テスト管理をする
    作業がきちんと行われているか確認し,作業した結果の分析や評価を行い,そこで得た教訓を次の開発に活かしていきます。

  5. 情報を横展開する
    そのバグはどのような観点のテストケースから見つけられたのか,バグを作りこんだ原因は何かといった情報を記録し共有する。

【参考】
1. 俺のサイト
2. ソフトウェアテスト基本テクニック 第1回 ソフトウェアテストを分類する

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