1. はじめに
第1回テストケースにて投稿した記事のPVが好調だったため、
第2回を投稿したいと思います。
2. 人による静的テスト
レビュー、ウォークスルー、インスペクション
- ブラックボックステスト 答えがあっていればよい インプットとアウトプットを確認する
- ホワイトボックステスト 内部を知った上で全部行う
- グレーボックステスト
※おおまかなフェーズ
1. 単体テスト
ソフトウェアを構成する最小単位(モジュール)に対して行う
結合テスト
単体テストを行ったモジュールを組み合わせて行う総合テスト
ハードウェア・ミドルウェアなどとも結合して行う受け入れテスト
顧客側が要求通りにソフトウェアが作られているか確認する
2-1. 品質の観点からの分類
- 機能テスト テスト対象に入力を与えたり,動作させたりしたときに,正しい実行結果が出るかどうかを確認
- 性能テスト ユーザがストレスを感じない程度かの確認
- 負荷テスト テスト対象が実行できる限界のリソースを確認
- ユーザビリティテスト ユーザにとっての「使いやすさ」に着目したテストで,特に高齢者や障がい者などに配慮した「アクセシビリティ」の高い作りになっているかどうかの確認
- セキュリティテスト ソフトウェアの実行中に機密情報が漏洩しないことや,外部からの悪意を持った攻撃に耐えられることを確認
2-2. 実行方法
- 動的テスト テスト対象を動かしてみて結果を確認
- 静的テスト ソースコードレビュー等
2-3. テストケース作成技法
- ブラックボックステスト テスト対象に入力を与えて,実行された結果が正しいかどうかを確認
- ホワイトボックステスト テスト対象に入力を与えた際に,どのような順序で処理が実行されたり,データの値が変化したりするのかを確認
2-4. これらのテストを効果的に実施する(品質を確保)するには
テストの実施範囲を明確にする
例) 単体テストで確認した(細かい)ことを結合テストでは確認しない正しいプロセスで行う
ツールを効果的に利用する
同じ作業を繰り返し実行することが多いので,それをツールに任せることで効率が上がります。
ツールに頼りすぎると十分なテストができなかったり,逆に時間を要してしまうこともありますので,注意が必要です。テスト管理をする
作業がきちんと行われているか確認し,作業した結果の分析や評価を行い,そこで得た教訓を次の開発に活かしていきます。情報を横展開する
そのバグはどのような観点のテストケースから見つけられたのか,バグを作りこんだ原因は何かといった情報を記録し共有する。
【参考】
1. 俺のサイト
2. ソフトウェアテスト基本テクニック 第1回 ソフトウェアテストを分類する