LoginSignup
24
22

More than 5 years have passed since last update.

CoreDataを使ってデータを処理しようとしたときのメモ

Last updated at Posted at 2014-02-23

ある記録をRDB的に保管し、後に参照や集計をしたい。objective-cでそれを実現するために、CoreDataを使って実装している。

ここでは、CoreDataの概念を自分なりにまとめた結果と、次回似たような作業する際につかう覚書を残しておく。

CoreDataの主要な仲間たちを整理する

数名の関係者が協力しあって、アプリとデータストアとの相互作用を実現している。
(仲間たち、っていうのは僕の語彙不足による悲しい表現方法ですが、もっとちゃんとした名称って日本語でどう言えばいいのだろうか。ちなみに参考にした英語サイトでは、Core Data Stackと表現している)

CoreData 役割・概念
Managed Object Model アプリで利用するスキーマ(DBスキーマみたいな)
Persistant Store Coordinator 永続化ストア(デフォルトはSQLite)との調整役
Managed Object Context アプリがデータと相互作用するために利用するスクラッチパッド

CoreDataに関する関係性の理解には、下記がわかりやすい。
About the Core Data Stack

以下、自分がわかるような言葉でまとめる。

  • Managed Object Modelはxcdatamodeldにて視覚的に定義
  • Managed Object Contextを介して、情報を操作することが基本原則
  • Persistant Store Coordinator以降の低層のことは、AppDelegateがある程度面倒みてくれるので今は気にしない
  • manage Object Context はスクラッチパッド(情報の一時保管領域)なので、明示的な更新や保存が必要

実装中に気づいたことや時間がかかったこと

CoreDataのモデルオブジェクトをallocしてもエラーになる

当初、アプリのモデルオブジェクトは便宜的にNSMutableArrayで実現していたため、初期化は[[NSMutableArray alloc] init]で行っていた。
その後、このモデルオブジェクトをCoreData用にカスタマイズしていく過程で、エラーが発生した。
http://stackoverflow.com/questions/14671478/coredata-error-failed-to-call-designated-initializer-on-nsmanagedobject-class 'Entitiy'

これによると、

NSObjectの初期化はalloc/initでもちろんOKだが、NSManagedObjectを初期化するには initWithEntity:insertIntoManagedObjectContextでないとダメ。

今回のような過程では、プロパティ、インスタンス変数、ローカル変数の全てでちゃんと手直ししないといけない。ちなみにコンパイルは通る。

永続化ストアコーディネイタを作成できない

原因は、xcdatamodeldの名前をAppDelegate.mに記載していないからだった。記載していたのは、モデルクラスの名前だったのでこれが問題。
ここを読んで解決した。

途中でモデルの内容を変更すると動かなくなる

エディタを使って気軽に手軽にカラム追加、型変更できると思っていたら違った。
一定の手続きが必要であり、それはここを参考にさせていただいた。

アプリリリースとかする前なら、もっとお手軽に修正する策はあるはず!と密かに思っているが、今の時点では調査できていない。

CoreDateでgroup byする時の基本方針

選択列、集計キーや計算方法を定義して、NSFetchRequestObjectのプロパティとして設定する。SQLと比べるとはるかに多いコード量(と思うのは僕だけ?)

下記はとても参考になったサイト
http://mattconnolly.wordpress.com/2012/06/21/ios-core-data-group-by-and-count-results/

label.textに数値を入れるときには、NSNumber stringValueを使う

これは見出しの通りで、そうしないとエラーになる。

24
22
2

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
24
22