はじめに
最近、生成AIがエンジニアの仕事をどんどん変えていますが、
「じゃあ、本当にプログラミング未経験の子どもでも何か作れるの?」
と思ったことはありませんか?
今回は、普段はAIにくだらない質問ばかりして遊んでいる12歳の弟に、
私の大好きな Claude Code を使わせてみたら予想外の結果になった話を共有します。
きっかけ
弟はChatGPTとかClaudeに
「一番強いポケモンは?」「うんこって何回言える?」
みたいな、しょうもない質問ばかりしているタイプです(笑)。
でも最近、
「AIを変な遊びだけに使わせるのももったいないな」
と思って、ちょっと頭を使うチャレンジをさせてみました。
お題は「小さなWebサイトを作ってみよう」
弟はプログラミング経験ゼロです。
Scratchもやったことないレベル。
なので最初は
「HTMLって何?」「どこに書くの?」
という状態からスタート。
Claudeに聞きながらコーディング
弟はすぐClaudeに質問しました。
💬「コードはどこに書けばいいの?」
Claude:「メモ帳に書いて、.htmlで保存して、ブラウザで開いてね」
素直にNotepadを開いて、コピペして、
ブラウザでちゃんと表示された時は本人もめちゃくちゃテンション上がってました。
まさかのオリジナルでおもちゃを販売するシングルページのHTMLサイトをいい感じに実装してしまった
さらに面白いのがここから。
私は試しに「Claude Code使ってみる?」と提案してみました。
すると弟は何を思ったか、
「くまがジャンプするサイトを作りたい」
と言い出しました。
Claude Codeに
「クマの画像を上下左右に動かすには?」
「ジャンプするには?」
と何度も聞きながら、
出てきたコードを貼って動かし、
思い通りに動かないと、
💬「No! Bad! こうしてって言ったじゃん!」
とClaudeを叱りつけて、何度も修正させてました(笑)。
弟が自然にやっていたこと
面白かったのは、
弟が完全に**AIに対して強化学習(reinforcement learning)**のようなプロンプトをしていたことです。
「No!」
「違う!こうして!」
「さっきのは近いけど、ジャンプもっと高く!」
これを繰り返すことで、
Claude Codeの出力がどんどん本人のイメージに近づいていく様子は、
AIと人間の共同開発みたいで見ていてすごく新鮮でした。
完成したもの
最終的にできたのは、
「bear.png」が矢印キーで動いて、スペースキーでジャンプできるだけのミニゲーム。
でも弟にとっては
「ゼロから自分で作れた!」
という達成感がめちゃくちゃ大きかったみたいです。
気づいたこと
今回のちょっとした実験で感じたのは、
- AIがあれば完全初心者でも「最初の一歩」が踏み出せる
- でも、作りたいイメージが明確じゃないとAIに丸投げしても動かない
- プロンプトのやり方次第で結果はどんどん変わる
- 「これ違う!」と自分の頭で考えて修正を繰り返すのは大事
ということ。
もし親子・兄弟で試すなら
もし「うちの子にもやらせてみようかな」という人がいたら、
個人的にオススメするポイントは:
-
まずは1ファイルで完結する簡単なHTML+JSがオススメ
-
画像や音など、子どもが好きな素材を使わせると盛り上がる
-
Claudeにどこに書けばいいか全部聞かせるのがコツ
-
「これで満足?」と何度も問いかけると修正力が鍛えられる
まとめ
生成AIって大人の開発効率化だけじゃなくて、
「プログラミングって楽しい!」って思わせる最初の体験にも
めちゃくちゃ相性がいいんだなと実感しました。
弟は今も味を占めて、
「次は音が出るやつ作りたい!」
とClaudeに無茶振りしています(笑)。
みなさんもぜひ身近な人にClaude Codeを触らせてみてください。
想像以上のクリエイティブな学びがあるかもしれません!