GPU使用量のモニタリング
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GPU-Z (by TechPowerUp)
- メモリ使用量やGPU load,温度などをリアルタイムに監視できる.
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ProcessExplorer (by MS)
- どのプロセスがどれだけGPUメモリを使用しているかを知ることができる.
- デフォルト設定では非表示になっている.表示するためには,「プロセス一覧表示欄のヘッダ部を右クリック」 → 「Select columns...」 → 「Process GPUタブ」を開き,全部にチェックをいれる.
- nvidia-smiコマンド
- ドライバと共に標準でインストールされる.デバイス情報を表示してくれるが,まともに動いていないように見える...
一般アプリによるGPU資源の浪費を削減する
通常,知らず知らずのうちに100MB以上のGPUメモリが様々なアプリによって浪費されている.例えばメモリが2GBしかないGPUであれば,この場合5%以上が無駄になっていることになり,無視することはできない.
具体的な無駄削減手順としては,ProcessExplorerを使ってアプリを特定し,個別にGPUの使用を無効化することだ.以下に,そのようなアプリの例とGPU無効化方法を挙げる.
- Firefox
- 「オプション」→「詳細」→「ブラウズ」→「ハードウェアアクセラレーション機能を使用する」のチェックを外す.
- Google Chrome
- 起動オプションとして
--disable-gpu
を付加する.
- 起動オプションとして
- Atomエディタ,デスクトップ用Slack,Visual Studio Code(などのElectron系アプリ)
- Chromeと同様に
--disable-gpu
を付加すれば無効化できる場合がある. - AtomをGPU無効で起動するには,
C:\Users\username\AppData\Local\atom\bin\atom.cmd --disable-gpu
を呼ぶ.ただしこの起動方法では自動更新が無効になる. - Slackのデスクトップ版は,スタートアップの起動ショートカットが
C:\Users\username\AppData\Local\slack\Update.exe --processStart slack.exe -a"--startup"
となっているので,C:\Users\username\AppData\Local\slack\Update.exe --processStart slack.exe -a"--startup --disable-gpu"
にすると,GPU無効化モードで起動される.
- Chromeと同様に
- Microsoft Outlook
- 「オプション」→「メール」→「メッセージの作成」→「編集オプション」→「詳細設定」→「表示」→「ハードウェア グラフィック アクセラレータを無効にする」のチェックをつける.