昨今ではプログラマー、SEがソースコードと向き合わない例も出てきました。UXやエクスペリエンスという、技術職の人間からするとブラック・ボックスな領域へとアクセスしないといけない。
コードの打ち込みが専門の人間からすると、人の体験とはなにかがそれこそ異分野の言語のように不思議なものにうつるわけです。言語の違いというのは、応用のきく分野ときかない分野があるでしょう。
ソースコードを見るとその人の人間性がわかる。そしてそれを見る人=ユーザーがわかることはこれからの必須課題となるようです。人間とプログラミングとはかけ離れたシステムであり、設計したように動かないランダムな事象の集合体でもあります。
HTMLという言語ではメールを打つようなものと思う人もいるわけです。当然スクリプト関係からCSSなどに入れば、他のプログラミング言語と同じで、メールとは違い非人間性が支配する領域でもあります。
自動システムで作ったサイトと、どんなものが売れるか骨董の例のような人が作った、しかも素人同然の人が作ったサイトとではどちらがUXが優れているのでしょう?人が見て人が良し悪しを評価する。つまりプログラマーとは機械のために、翻訳してコンパイルという作業のためではなくなり、生身の人に受け入れられる作品を作らなくてはいけない。
答えは人のなかにある。教本やソースコードの中に答えは隠されていないのです。