1. シンプルスクリプトの実行（Print文のみ）

ゴール

ローカルにある main.py を Docker コンテナ上で実行する。

構成例

my-python-app/
├── Dockerfile
└── main.py

main.py（テスト用スクリプト）

print("こんにちは、DockerからPythonです！")

Dockerfile

# Python公式の軽量イメージを使用
FROM python:3.12-slim

# 作業ディレクトリを作成＆設定
WORKDIR /app

# スクリプトをコンテナにコピー
COPY main.py .

# スクリプトを実行する（CMD はデフォルトの実行コマンド）
CMD ["python", "main.py"]

ビルド

プロジェクトフォルダ（Dockerfileがある場所）で以下を実行：

docker build -t my-python-app .

実行

docker run --rm my-python-app

--rm：実行後にコンテナを削除する（お掃除も自動）

結果（ターミナル）

こんにちは、DockerからPythonです！

2. 外部ライブラリ（requests）をインストールしてスクリプトの実行

ゴール

requests を使った Python スクリプトを Docker で実行
requirements.txt に依存関係を記述してインストール

構成例

my-python-app/
├── Dockerfile
├── requirements.txt
└── main.py

main.py（requestsを使った例）

import requests

response = requests.get("https://api.github.com")
print("GitHub API ステータスコード:", response.status_code)

requirements.txt

requests

他のライブラリが増えたらここに追加していけばOKです。

Dockerfile

FROM python:3.12-slim

WORKDIR /app

# requirements.txt を先にコピーしてインストール（キャッシュ効かせるため）
COPY requirements.txt .
RUN pip install --no-cache-dir -r requirements.txt

# スクリプト本体をコピー
COPY main.py .

# 実行
CMD ["python", "main.py"]

ビルド

プロジェクトフォルダ（Dockerfileがある場所）で以下を実行：

docker build -t my-python-app .

実行

docker run --rm my-python-app

--rm：実行後にコンテナを削除する（お掃除も自動）

結果（ターミナル）

GitHub API ステータスコード: 200

普段のPythonアプリをそのまま requirements.txt にまとめれば、環境が再現可能になります！