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【LPIC】LPIC-2 202を受ける方へ

Last updated at Posted at 2021-07-04

はじめに

2021年6月にLPIC202(v4.5)に合格したので、私の勉強方法についてまとめます。
私自身、他の方の合格体験記を励みに勉強していたので、これから受験する方の一つのサンプルになれば幸いです。

201に関してはこちらの記事にまとめています。

LPIC202とは

ここに訪れている方には説明不要かと思いますが、簡単に説明します。
LPICとは、LINUX OSに対する知識を問うLPI認定資格です。
LPICにはLevel1〜3まであり、Level3までいくためには、Level1から順次取得していく必要があります。
Level2の認定を受けるために当記事の試験である202および、201の二つの試験に合格する必要があります。

筆者スペック

個人的に、合格体験記に筆者スペックが書いてあると自分と照らし合わせて考えられるので、なかなか好きな欄です。
このくらいのバックグラウンドの人が、このくらい勉強して合格したんだな、といった指標にもなると思うので、一つのサンプルとしてご査収ください。

項目 内容
職業 地方の独立系SIer勤務4年目。
Linux経験 業務で一年ほど。Linuxベースシステムのミドルウェア開発。
他経験 制御系システム開発(C言語)。最近はパブリッククラウドでのインフラ設計・構築。
学歴 地方国立理系卒(非情報分野)
年齢 28歳
保有資格 基本情報技術者 / LPIC1 / LPIC201 / AWS系 / Azure系
家族構成 配偶者有り。1歳の娘持ち。

勉強期間

大体2ヶ月です。
1日の勉強量は測定していませんが、1〜3時間くらいだったと思います。
勉強しない日もままありましたね。
時間ではなく、今日はここまで、と目標を区切って勉強を進めました。
娘がまだ1歳ということもあり、本格的に勉強に充てられる時間は22時〜24時でした。
計画大事。

使用教材

# 教材 概要
1 Linux教科書 LPICレベル2 Version 4.5対応 その見た目から小豆本と呼ばれている。LPICという試験において、教科書という位置付けで根強い人気がある。試験の中身をざっと理解するために使用した。
2 Ping-t 有料のWeb問題集。LPIC201まではこれと小豆本のみでいけるほど、私の中では実績がある。ただし202試験は他試験と若干毛色が異なるため、Ping-tの他に白本を使用した。
3 Linux教科書 LPICレベル2 スピードマスター問題集 Version4.5対応 その見た目から白本と呼ばれている。LPIC201までは白本は使用してこなかったが、202試験の他の合格体験記を読むと、この本のおすすめ度が非常に高かったため、試験10日前から実施した。これが本当に優れもので、巻末の模擬試験から同様の問題が本番試験で多数出題された。LPIC202に関しては、自らの実感としてこの教材は非常におすすめできる。

勉強方法

サマリー

# 内容 期間
1 小豆本 一周 10日
2 Ping-t 一周目(全てヒット) 7日
3 Ping-t 二周目(全てコンボ) 7日
4 Ping-t コマ問一周 2日
5 白本 一周目 7日
6 白本 二周目 3日

1.小豆本を読む(約10日)

まずはLPICお馴染みの小豆本で、内容をさらっと理解します。
正直内容は全然頭に入ってこなかったです。
ここでは、内容の完璧な理解は意識していなくて、こんなものがあるんだなーくらいで全体像を掴むことを意識しました。
試験範囲を理解することが重要です。

2.Ping-t 一周目(全てヒット)(約7日)

LPICお馴染みのPing-t。
各章の単元ごとに、10問ずつを1セットとして解いていきました。最初は全然解けないかもしれませんが、心配はいりません。
ここで重要なのは、解説までしっかりと目を通すことです。202は暗記だけで合格することは難しいと思います。

3.Ping-t 二周目(全てコンボ)(約7日)

一周目は各章ごとに行いましたが、今回は全章をランダムに10問を1セットとして解いていきました。前半の章などは結構忘れてしまったりするので、解説もそれなりに目を通します。
大体1日100問をコンボにすることを目標にしていました。

4.Ping-t コマ問一周(約2日)

意外とやらない方も多いようですが、私としてはこれに毎度助けられている気がします。
コマ問は、各章ごとに一周で良いのでやった方がいいと思います。
選択式の問題だと、コマンドやパスなどが曖昧な記憶になってしっている状態かと思います。
コマ問を一周するだけで頭の整理と記憶の定着が出来た感がありました。
もちろん最初は全然解けないかもしれませんが、それだけ記憶が曖昧だったと自覚して、頑張って一周はしましょう。

5.白本一周目 (約7日)

Ping-tで単語の意味は理解できている状態かと思います。
白本を読み、点と点を線にしていきました。
Ping-tで全部コンボにしたからといって白本でも余裕で問題が解けるかというと、意外とそういうわけではなく、結構解けない問題があったりしました。
一つ一つの問題の解説に目を通しながら、ざっと一周しました。
巻末の模擬試験も実施しました。
本試験はPing-tよりも白本に近いような問題が出るような気がします。

6.白本二周目 (約3日)

試験直前の追い込みとして、白本の二周目を行いました。
試験範囲が広いため、正直ここまでやってきても自信はなかったですね。

結果

700/800点で合格でした。
試験前はあまり自信なかったですが、なかなか高得点を叩き出せました。
白本で見たことあるような問題が多かったので、白本すげー、と思って解いていました。
コマンドの問題は5問くらいだったと思います。Ping-tのコマ問よりは圧倒的に簡単でした。
オプションは問われることはなく、コマンド単体を答えるだけのものが多かった印象です。

おわりに

無事201と202に合格できたのでLPIC Level2認定となりました。
今後202試験を受ける人の参考になればと思います。
年内にLevel3まで取得する予定です。

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