いっつも認証時どうだったかわからなくなるので備忘録的に。
評価版から製品版へのアップグレード
最近よく使うのはもっぱらWindows Server 2012R2だが、これは普通に評価版を入手してインストールしてアクティベートすると、180日間の評価期間がついてくる。
180日間を超過すると、ライセンス有効期限切れでOSが勝手にシャットダウンされてしまうが、ライセンスのアクティベーションまでの猶予期間というなんとも都合のいい(?)期間が設けられているため、実はMAX5回まで評価期間を延長する事が可能。
延長するコマンドは下記。
slmgr.vbs -rearm
つまり、タイミング良くリセットをかけることで、実質180日間 * 5回 = 900日間も無償で利用できてしまう計算に...(そんなんしてるうちに次のバージョン出そうだが
しかし正規に利用するマシンを評価版のまま利用するわけにはいかないのでアクティベートする。
ライセンス認証の種類
ボリュームライセンスだとこのへんかな。
http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/existing-customers/product-activation-faq.aspx
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh831612.aspx
- キー管理サービス (KMS)
- マルチ ライセンス認証キー (MAK)
- Active Directory によるライセンス認証
個人的に便利だと思ったのはADのライセンス認証。
ADで一度ライセンス登録をしてしまえば、その後ドメインに参加したサーバーは自動的にライセンス認証がかかる。
しかし今回はドメインに参加していないスタンドアロンのサーバーなので、MAKライセンス認証で1台1台アクティベートすることに。。。
ちなみに、直接GUIのWindowsのライセンスキーの入力画面にMAKキー情報を入れても受け付けてもらえなかった。
デフォルトで評価版のライセンスが適用になっていて、これがMAK方式じゃないから?
厳密には謎。
なのでコマンドラインで以下のように設定する。
DISM /online /Set-Edition:ServerStandard /ProductKey:XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX /AcceptEula
この後システムを再起動してライセンス情報を確認すると、従来のEval editionからStandard editionへ切り替わっている。
...しかしこれだけではアクティベートは完了していない。
デスクトップにこんな風に表示される。
しかしこの時点で↑で一度失敗しているGUIのライセンスキーの入力画面でMAKキーを入力すると無事アクティベートが完了。
Windowsはライセンス関連がいろいろ大変(๑・౩・๑)