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物理ホストUbuntu 18.04 への chrony 導入手順
概要
"非K8s環境" で Prometheus on docker を導入した ときに、
Prometheus が収集したメトリクスのグラフ描画に失敗する現象が発生した.
このとき時刻ズレが発生していたことが描画失敗の原因だった1ので、
chrony を導入して時刻合わせを行った.
なお、当方の場合は /etc/systemd/timesyncd.conf による NTP サーバ指定だと
時刻合わせに失敗したので、chrony を使用した.
環境
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=18.04
DISTRIB_CODENAME=bionic
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 18.04.5 LTS"
IP は 192.168.1.1 である.
また、LAN は 192.168.1.0/24 である.
参考情報
|URLおよび書籍名|
|:--+
|https://www.server-world.info/query?os=Ubuntu_18.04&p=ntp&f=2|
|CentOS8 実践ガイド サーバ構築編 (古賀政純)|
|https://qiita.com/phase-d/items/97e9a66ffc00a726886e|
手順
1. chrony のインストール
$ sudo apt install chrony -y
2. 設定ファイルを更新する
差分
なお、myntp1.co.jp
と myntp2.co.jp
はローカルで立てている NTPサーバなので、
適宜読み替えること.
$ sudo diff -u /etc/chrony/chrony.conf.ORIG /etc/chrony/chrony.conf
@@ -14,10 +14,10 @@
# About using servers from the NTP Pool Project in general see (LP: #104525).
# Approved by Ubuntu Technical Board on 2011-02-08.
# See http://www.pool.ntp.org/join.html for more information.
-pool ntp.ubuntu.com iburst maxsources 4
-pool 0.ubuntu.pool.ntp.org iburst maxsources 1
-pool 1.ubuntu.pool.ntp.org iburst maxsources 1
-pool 2.ubuntu.pool.ntp.org iburst maxsources 2
+server myntp1.co.jp iburst
+server myntp2.co.jp iburst #🆗
+
# This directive specify the location of the file containing ID/key pairs for
# NTP authentication.
@@ -43,3 +43,13 @@
# Step the system clock instead of slewing it if the adjustment is larger than
# one second, but only in the first three clock updates.
makestep 1 3
+
+allow 192.168.1.0/24 # 同一LAN 上の別PC からも参照できるように
+
上記🆗の意味について. 丸々引用をさせてもらいました.
https://qiita.com/phase-d/items/97e9a66ffc00a726886e
iburstもデフォルトでついていることが多いので、そのままで行きましょう。
これがあるとntpdの起動時と相手が応答しないときのみ、2秒間隔で8パケット確認を行い、初回の同期を高速化できます。
burstというパラメータも指定できますが、こちらは常にバーストをすることになるので、余程の必要があって
しかも迷惑がかからない相手以外には指定すべきではありません。
3. 再起動させる
$ sudo systemctl status chrony
(表示されるログに時刻調整している形跡があると思う)
以上
-
「CentOS8 実践ガイド サーバ構築編 (古賀政純)」の Prometheus での記載のおかげで即座に発見できました ↩