留意事項
本手順を実施する場合は、次のように読み替えること.
・アカウント名の「robozushi10
」を各ユーザのアカウントにする
・ホストIP「192.168.10.115
」を各ユーザの IP やホスト名にする
概要
前回 からの発展で、次のように別途 Windows 上に Slave を立ち上げる場合 の手順である.
前回までと同じ要領で Windows PC を Slave として登録させることができて、さらに Windows 環境でのデプロイもできるようになるので便利である.
// 私の環境では、Slave である Windows PC に対して 5時間以上連続したテストを実施させている
役割 | ホスト側ポート | コンテナ側ポート | 補足 |
---|---|---|---|
Jenkins Master | 43080 | 43080 | |
Jenkins Slave(1) | - | - | Docker on Docker 可能である |
Jenkins Slave(2) | - | - | Docker on Docker 可能である |
Jenkins Slave(3) | - | - | Docker on Docker 可能である |
Jenkins Slave(4) | - | - | Windows PC上に配置する |
手順
1. Slave 用のホームディレクトリを作成する
Windows PC での操作である.
1. PowerShell ウインドウを開く
「Windowsキー + R
」→「powershell
」と入力する
2. ディレクトリを作成する
new-item -type Directory C:\JenkinsAgent
2. Jenkins Master 側で Windows PC を Slave として登録する
Jenkins Master の WEB-UI での操作である.
登録手順は前回までと同じ要領であり、ここでは次のように入力した.
3. Windows PC から Jenkins Master に JNLP 接続する
1. 事前に Windows PC に対して Java をインストールしておくこと
次の要領でインストールをすれば良い.
1. OpenJDK 15.0.1 の Zip ファイルを Oracle のページから Download してくる.
https://download.java.net/java/GA/jdk15.0.1/51f4f36ad4ef43e39d0dfdbaf6549e32/9/GPL/openjdk-15.0.1_windows-x64_bin.zip
2. 上記 1 で入手した Zip ファイルを展開(unzip)する
3. 展開(unzip) したデータを、ローカルのディスク (例: C:\OpenJDK-15.0.1\) に配置する
4. システム環境変数 JAVA_HOME に「上記 3 で配置したパス」を記す
5. システム環境変数 Path に「上記 3 で配置したパス + /bin」を記す
関連記事: Windows10用 OpenJDK のインストーラを作ろう
2. Slave を稼働させる
> java -jar agent.jar -jnlpUrl http://192.168.10.115:43080/computer/WindowsAgent/jenkins-agent.jnlp -workDir "C:\JenkinsAgent"
Windows PC で実施した CI/CD の一例については、下記を参照すること.
以上
参考サイトおよび書籍
URL |
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https://www.slideshare.net/miyajan/jenkins-61133952 |
[改訂第3版]Jenkins実践入門 |