ほぼこのページに書いてある内容。
コンパイル済みのappの転送しかできない。
EV3のセンサの値をPCに持ってくる、などは不可能。
環境
- Windows 11
- 仮想環境:Ubuntu-22.04(WSL2)
- EV3RT v1.1パッケージ(HRP3版)
手順
1.EV3とPCを接続
初めにEV3(EV3RTのイメージを書き込んだSDカードを挿入)を起動しておくこと。
スタート右下の「設定」->「Bluetooth とデバイス」->「その他のデバイスを表示」をクリックすると、
デバイス一覧が表示される。この一覧の上部「デバイスを追加」をクリック。
すると「デバイスを追加する」というウィンドウが立ち上がる。この「Bluetooth」をクリック。
そこから表示されるデバイス一覧から、「Mindstorms EV3」(初期設定) が表示される(多分)。その「Mindstorms EV3」をクリック。
ペアリングの際にPINを求められるので、半角で「0000」(初期設定)と入力。「接続」をクリック。
結果、一覧に「Mindstorms EV3」が「ペアリング済み」の状態で追加される。
2.PCとEV3をBluetooth PANで接続
- Bluetooth PAN(Personal Area Network)とは、Bluetoothを使ってデバイス同士を接続する技術のこと。
手順
さきほどの「Mindstorms EV3」の右側にある「...」->「パーソナル エリア ネットワーク (PAN) に参加する」をクリック。
その後表示されるダイアログで、「接続」をクリック。
結果、「接続に成功しました」と表示される。
3.EV3を待機状態にする
| EV3RT Console |
|--------------------|
| . |
| . |
| . |
|--------------------|
| Load App > | <<< 中央ボタンで開く
| EV3RT App loader |
|--------------------|
| Load app from: |
| SD card | <<< 上下ボタンで操作し
|> Bluetooth PAN | <<< ここにカーソルを合わせ決定
| Bluetooth SPP |
| Exit to console
結果、転送待機状態になる
4.コンパイル環境から転送
workspaceフォルダに移動し、通常どおりコンパイル。
> make app=フォルダ名
その後、初期設定状態であれば、
> make upload
で転送可能。IPアドレスを変更している場合は、後ろに[ip=xx.x.xx.x]などと付け足す。