前説
以下の記事で
こんなこと書きましたけど
さっそくつくりました。
今回は完全にプロンプトだけでここまできました。ソースコードに自分では一切手をいれていませんし、修正のヒント等も与えていません。それでここまでのものができました。
いちおう補足しておきますと、3D基盤まで(それこそcanvasタグのレベルから)Clineがゼロから実装してくれたわけではなく、Three.jsが提供しているサンプルライブラリを使用して見栄えのするものを作ってくれた感じです。いや自分だったら1日でやるの絶対無理なので十分すごいですよほんと。
なおREADMEに動画gif貼るのは自分でやりましたが、なかなかうまくいかず無駄なコミットを増やしました。人間の開発者はもはやお荷物説爆誕。泣きそう。
はじめて触ってからまだ1週間も経っていないのにベスプラ語るのもどうなんだって話なのですが、思っていた以上にClineがすごすぎたので、前記事の訂正もかねて現在までにわかったことを書き記しておきます。
本当にこれであってる? と思いながらやっている部分もあったりしますので、間違っていたり、もっと良い方法があれば、ぜひ教えてください!
(本文)いまのところのベストプラクティス
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VSCodeにClineをインストール
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ClineのAPI Providerを設定(相変わらずAnthropic使ってますがそれぞれお好みがあればそれでも)
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Auto-approveは全部オンに設定
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Memory Bankについて公式の説明に従い、「Custom Instructions」を設定
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Memory Bankについて公式の説明に従い、ルート直下に
memory-bank
というフォルダを追加 -
ルート直下に
.clinerules
というファイルを追加し、作成してほしい仕様やルールなどを書き込む(あまりいい例ではないですが、悩んだ場合はこの記事のリポジトリのファイルをご参照ください。または下記の参考URLなどもご参照されるのもよいと思います) -
Clineへプロンプト(命令文)
initialize memory bank
を送る → memory-bankディレクトリ以下に必要なファイルが作成される -
modeを「PLAN」にして、
follow your custom instructions
と命令 → Clineが計画をたてはじめる -
あとはときどきClineに請われるままにボタンを押す。途中途中けっこう動かなかったりするけどClineを信じて押す。
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セッションを切り替える必要(New Chatから始め直す必要)が発生したら、まずは
update memory bank
と命令してMemory Bankを更新。その後は再びfollow your custom instructions
と命令すれば、あとは前項と同じ。 -
完 成 🙌
とっても簡単ですね!
この記事がお役に立ちましたら幸いです。
参考URL
- https://qiita.com/reoring/items/0c359cc4323bf89965a1
- https://github.com/nickbaumann98/cline_docs/blob/main/prompting/custom%20instructions%20library/cline-memory-bank.md
- https://zenn.dev/berry_blog/articles/c72564d4d89926
- https://zenn.dev/watany/articles/50665ee40f4948
- https://github.com/RooVetGit/Roo-Code/blob/main/.clinerules