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MT7のコンテンツタイプって何??

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自分のブログを一年ぶりに更新しようとしたら、管理画面にすらログインできず、画面開くのにも1分くらいかかっていて嫌になったのでこちらで書いてみます。

ある日の出来事、MT3の時代からMTでサイトを作っていたという人とお会いして、その人と話していた時に出てきたのがタイトルの言葉でした。
「MT7のコンテンツタイプって何??カスタムフィールドみたいなやつだよね?」

おそらくMT3〜6まで使っていた方からすると、カスタムフィールドとコンテンツタイプの違いがわからないといったことが起こっているようなので、今日はその辺りを自分なりに整理してお伝えできればと思ってます。

MT7のコンテンツタイプはカスタムフィールドと同じ?

これは合っているようで違います。
カスタムフィールドはあくまで記事投稿やウェブページ投稿画面に項目を追加して、付加情報を追加しているだけです。
たとえばよくあるニュース記事ページに外部リンクを追加する場合、こんな構造にしていたかもしれません。

ニュース記事投稿画面

タイトル:ニュースのタイトル
本文:ニュースの一覧で表示する概要
続き:ニュースの詳細で表示するニュース本文

カスタムフィールド
外部リンク:ニュースに関連する外部のリンク先

ブログ記事を利用して、そこに外部リンクという情報を追加してそれを表示できるようになっています。

それではここで、もしお客様から「社長がブログを書きたいのでブログを作ってください」と言われたとします。
ブログ記事はニュース用にカスタムフィールドを使ってしまっているので別のブログを作成して社長ブログとすることにします。

  • ウェブサイト
    • ニュースブログ
    • 社長ブログ

社長は写真をかならず追加したいが、リッチエディタは使い方がわからないので、画像が追加できるカスタムフィールドを用意します。

社長ブログ記事投稿画面

タイトル:記事のタイトル
本文:記事の本文
続き:使用しません

カスタムフィールド
写真:入力があった場合に本文の前に写真を表示

今まではニュースと社長ブログだけでしたが、一部商品情報コンテンツをCMSとして更新したいとお客様から要望がありました。

  • ウェブサイト
    • ニュースブログ
    • 社長ブログ
    • 商品情報ブログ

商品情報ブログ記事投稿画面

タイトル:商品の名前
本文:商品の説明(一覧用の説明文)
続き:商品の説明(詳細用の説明文)
カテゴリ:第一階層が商品種別、第二階層が商品の色、第三階層が商品の・・・

カスタムフィールド
写真1:商品の写真1
写真1説明:商品の写真1の説明
写真2:商品の写真2
写真2説明:商品の写真2の説明
価格:商品価格
割引:割引率
...
...
... (カスタムフィールドいっぱい)

この繰り返しで、管理するコンテンツが増えれば増えるほど、ブログを増やし続ける必要があります。
また、本文というラベルがついたフィールドを別の目的で使用しているため非常にややこしくなっています。
商品情報を更新して、それをニュースで出したい場合は、それぞれのブログでそれぞれの記事を更新して、それぞれのブログを再構築します。
更新したのにウェブサイトに反映されていないんだけど!!とお問い合わせを貰う際にはため息をつきながら再構築ボタンをクリック。
これは大げさに書いていて、プラグインなどを使うことでもっと使いやすくもありますが、あくまで記事を利用してしまっているため、ブログを分けない限りは、まったく別のコンテンツを管理することは難しくなります。

#MT7のコンテンツタイプを使うと何が嬉しいの?

今までブログ記事にカスタムフィールドを用いて付加情報を与えていたのとは全く別で、そのコンテンツを管理するための画面を作りだします。
上記の例だと。。。

コンテンツタイプ:ニュース

ニュースタイトル:ニュース一覧用タイトル
ニュース概要:一覧に表示する概要
ニュース詳細:詳細画面に表示する内容
外部リンク先:ニュースに関連する外部のリンク先

コンテンツタイプ:商品情報

商品名称:商品の名前
商品の説明:一覧用の説明文
商品の説明(詳細):詳細用の説明文
カテゴリセット - 商品種別
- バッグ
- 財布
- アクセサリ
カテゴリセット - 商品の色
- ブラウン
- レッド
- ブルー
カテゴリセット - 商品の在庫
- 在庫あり
- 在庫なし
- 在庫小
- お取り寄せ
写真1:商品の写真1
写真1説明:商品の写真1の説明
写真2:商品の写真2
写真2説明:商品の写真2の説明
価格:商品価格
割引:割引率
・・・
・・・(コンテンツフィールド)

このコンテンツタイプを作るためにブログを作る必要はなく、ウェブサイト1つで解決します。
当然ブログ記事画面には手を入れていないため、ブログ記事としてそのまま使えます。
再構築もウェブサイトを再構築するだけで完了です。

運用もニュースを更新したい時にはニュースの編集画面から、商品情報は商品情報の編集画面からと案内すればよく、
制作 「ニュースブログに切り替えて」
お客様 「ブログ?ってどこ?」
制作 「メニューから選択できます」
お客様 「メニューってどのメニュー?」

というようなやり取りから解放されます。

コンテンツタイプにあるカテゴリセットって何?

今まではブログ記事にカテゴリを1つ使えましたが、コンテンツタイプではカテゴリセットという仕組みを使って、複数のカテゴリを編集画面から登録できるようになりました。
上記例はちょっとテキトウですが、今までは階層で大カテゴリ、中カテゴリ、小カテゴリなど分けていたり、別々の関連付けをしたい場合タグにする必要があったりしましたが、
カテゴリセットを複数つけることで解決します。
またカテゴリセットは他のコンテンツタイプにも使うことができます。

商品でもバッグなのかパソコンなのかで入力したいフィールドが異なるのでコンテンツタイプを別にしたい。
でもカテゴリはどちらも同じものを使いたいといった場合にはカテゴリフィールドが便利です。

MT6で作成したサイトはどうしたらアップグレードできる?

そのままアップグレードすることはもちろんできますが、僕は折角の機会なのでコンテンツ管理方法含めて考えて、
新しいコンテンツタイプを作成して新規でサイト作成することをおすすめしてます。
そういえばカスタムフィールドをコンテンツタイプにコンバートしてくれるプラグインとかだれか作らないのかな・・・

MT7のコンテンツタイプとは

コンテンツをそのコンテンツとしてちゃんと管理できるもの。
記事でもウェブページでもなくコンテンツとして。

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