はじめに
~AWS学習アウトプット第一弾~
AWS未経験者の私が学習したことをアウトプットし、将来的にはSAA合格を目指します。
今後も各サービスの学びを備忘として残していこうと思います!
今回の記事では EventBridge の基本的な内容をまとめていきます。
目次
・Eventbridgeとは
・イベント処理方法
・Event Bus(イベントバス)
- 設定内容
・Pipes(パイプ)
・まとめ
Eventbridgeとは
EventBridgeは、アプリケーションコンポーネントをイベントでつなぐサーバーレスサービスです。
これにより、手軽にスケーラブルなイベント駆動型アプリケーションを作成できます。EventBridgeを使えば、自社アプリやAWSサービス、サードパーティ製ソフトウェアから組織全体のアプリにイベントをスムーズに伝えることができます。
イベント駆動型とは、 「イベントが発生をきっかけとして処理を開始する」 というものことで、Eventbridgeの場合、「S3にファイルがアップロードされたら」=「イベント」、「メールを送信する」=「処理」という感じです。
イベント処理方法
EventBridge では「Event Bus(イベントバス)」と「Pipes(パイプ)」という 2 つの方法でイベントを処理できます。
Event Bus(イベントバス)
Event Busはイベントを受信するルーターであり、ゼロ個以上のターゲットに配信します。
Event Busは、イベントをさまざまなソースから多数のターゲットにルーティングするのに適しており、オプションでターゲットに配信する前にイベントを変換できます。
Event Busでイベント検出を有効にすると、そのバスのイベントに対して EventBridge スキーマが生成されます。こちらはコストが発生する可能性があります (毎月最初の 500 万件のイベントは無料)。
デフォルトで「default」というEvent Busが作成されています。
設定内容
Event Busを使用してイベントを処理する場合、「Event Source」「Rules」「target」を設定します(他にも設定項目はありますが今回は省略します)
Event Source
・AWS サービス、独自のカスタムアプリケーション、SaaS プロバイダーのこと
=「イベントの発生場所」を決める
Rules
・受信したイベントをマッチングし、処理のためにターゲットに送信する
=「どのようなイベントが発生したらどのような処理をするのか」のルールを決める
・処理のルールは、イベントパターンまたはスケジュールに基づいて作成する
イベントパターン
・設定したイベントに一致しているか、していないかのどちらかで処理を実行する
スケジュール
・一定の間隔で処理を実行する
target
・イベントを送信する対象
=「ルールで決めた処理を実行する対象」を決める
・ターゲットは複数設定することが可能
Pipes(パイプ)
Amazon EventBridge Pipes はソースをターゲットに接続します。
サポートされているソースとターゲット間のポイントツーポイント統合が目的です。
イベント駆動型アーキテクチャを開発する際に専門知識や統合コードが不要になり、会社のアプリケーション全体で一貫性が保持されます。パイプをセットアップするには、ソースを選択し、オプションのフィルタリングを追加し、オプションのエンリッチメント(強化)を定義し、イベントデータのターゲットを選択します。
設定内容
Pipesを使用してイベントを処理する場合も、基本的にはEvent Busと同様の項目の設定が必要になります。
ソース
・イベントの発生場所
下記のどれかから選択可能
・Amazon SQS
・Amazon DynamoDB
・Amazon MQ
・Amazon Managed Streaming for Apache Kafka
・セルフマネージド Apache Kafka
フィルタリング(オプション)
・エンリッチメントまたはターゲットに送信されるイベントをフィルタリングできる
・フィルターに一致するイベントに対してのみ課金される
エンリッチメント(オプション)
・ソースからのデータをターゲットに送信する前に拡張することができる
ターゲット
・イベントを送信する対象
Event Bus(イベントバス)とPipes(パイプ)の違い
作成の難易度
Pipesは、2022年12月にアップデートされた内容です。
Event Busの基本機能のみ絞ったような形ということもあり、どちらかというとPipesの方が簡単に作成することが可能です。
ソース等の制限
前述した通り、PipesはEvent Busの基本機能のみ絞ったような形です。現時点では、ソース・ターゲットとして選択可能なサービスは、PipesよりEvent Busの方が充実しています。
まとめ
今回はEventBridgeの基本的な内容を整理しました。
そして、ここまで書いてから気が付いたのですが、SAAではEventBridgeに関する問題はほとんどなさそうでした(泣)
気が付くのが遅すぎましたが、今回まとめたことで、EventBridgeについて知ることが出来たので、無駄ではなかったと思うことにします。
次回はSAAでもよく出題される部分を記事にしようと思いますので、ご覧いただけますと幸いです。
参考
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