LoginSignup
6
5

More than 3 years have passed since last update.

ガーミンとあそぼ

Last updated at Posted at 2021-06-01

はじめに

GARMINウォッチ(235J)でいろいろやっていく会
自分用備忘録です

なお,Windows推奨(Macでは未確認)

ひつようなもの

・GARMINウォッチ本体(今回は235Jシリーズを使用)
・ANTドングル(純正じゃなくても大丈夫です)
・PC(Windows10以外ではプログラムが正常に動作しないっぽい)

今回の目的

ガーミンで取得したFIT形式の心拍数をリアルタイムに変換してPC上で計測.オフラインで動作,結果計測まで完結.
そのうち複数台計測できるようにしたい.

今回やること

  1. アカウント作りなどもろもろの準備
  2. FIT形式→csv形式の拡張子変換
  3. ANTを使ったオフラインデータ取得

アカウント作りなどもろもろの準備

ガーミン用のアカウントやANT用のアカウントなど,色々と必要になります.
めんどくさいけど我慢して一からアカウントを作成していく.

GARMINのアカウント

ガーミンエクスプレスをダウンロードする.ガーミンエクスプレスとはガーミン本体とPCの同期用のアプリ.DLするとアカウントを作りなさいと言われるので,メールアドレスで新規登録.

DL,インストールしたら実際にデータを計測してPCと同期できるか試してみる.
ガーミンを腕につけ計測モードを選ぶ.実験で使用するなら基本は「屋内ラン」が良き(屋外ランだとGPSが計測できないと動かないのであまりよくない).

10分ほど計測したら終了してPCと接続,同期してみる.
計測データはPC>Garmin ForeAthlete 235J>GARMIN>ACTIVITYに.FITというバイナリ形式で格納されている.

しばらくするとガーミンコネクト(webアプリで取得したデータを一覧形式で見れる)に反映される.
スクリーンショット (3).png
ガーミンコネクトでは,左側のアクティビティから一覧の結果が表示される.
ここでデータを選択して,右上の「csvをエクスポート」を押すとcsv形式でデータを取得できる.(サーバ側からみてのエクスポート/インポートなのでちょっとニュアンスに違和感)

ANTのアカウント

ANTのSDKやらをDLするのに必要なANTアカウントも作っておく.
THIS IS ANTに接続してふつーにアカウントを登録するだけだが認証まで数日待たされるので注意

FIT形式→csv形式の拡張子変換

ガーミンで取得した.FIT形式を自由に閲覧できるようにローカルでも.csvに変換したい.
参考ページはここ
Using FitCSVTool on Windows

jarファイルを扱うので念のためjavaが入っているかかくにんしとく.

java -version

次に,THIS IS ANTに接続してFitSDKをDLしてくる(DEVELOPER>RESOURCES>Downloads).
今回使用したバージョンはFitSDKRelease_21.47.00.zip
スクリーンショット 2021-04-02 13.02.52.png

DLしたらどこでもいいので展開,今回はDocuments直下にした.
ディレクトリも同じ階層に移動しておく.

C:\Users\x-rkk\Documents\FitSDKRelease_21.47.00

あとは変換したいファイルをFitSDKRelease_21.47.00>Activityに配置するだけ.
以下をコマンドプロンプトで実行して変換できる.

java -jar .\java\使用するツール名.jar .\examples\変換したいファイル名.fit
今回はこう
java -jar .\java\FitCSVTool.jar .\examples\TEST_Activity.fit

これで.FITファイルをcsvに変換できる(さっきのフォルダにcsvができている)

ANTを使ったオフラインデータ取得

ANTのドングルをPCに挿してガーミンと直接リアルタイムで通信する.
こいつがレシーバ側になる.
IMG_1924.jpg

ANTのUSBドライバを更新

ドングルをPCに挿したらデバイスマネージャから確認してみる.
ANTのUSBのところにはおそらく「!」マークが出ているので,ドライバを個別にDLしてから「ドライバの更新」を選択する.
ドライバのDLはTHIS IS ANTから,以下のものを選択.
スクリーンショット (14).png

 ガーミン本体の設定

このあと実際にデータを計測するので腕に装着しておく.
データを送信する際はガーミン本体のメニュー>設定>光学式心拍計>で心拍が自動モードになっていることを確認.
IMG_1925.jpg

ANT-SDKのビルドとプログラムの起動まで

先ほどと同様THIS IS ANTに接続してANT-SDKPC3.5をダウンロードする.
場所わかりにくいので注意(DEVELOPER>RESOURCES>Downloads).

DLしたら適当に展開
スクリーンショット (4).png
ANT_Libraries.slをクリックしてVisual Studioで開く.
Visual Studioのバージョンは2019推奨,ちなみに2012ではだめでした

スクリーンショット (6).png

一番上のソリューションANT_Librariesを右クリックしてビルド.
ここまでで特に何もしなくてもビルドは正常に終了
スクリーンショット (7).png

お次はANTでガーミンから計測結果を受信するプログラム(demo_hr_receiver.cpp)を動かす.
まずはVisual Studioを起動し直す.
ただしVSはソリューションファイルからではなく,単体で起動すること
ソリューションファイルから開かないこと(これで起動しないとパッケージの依存関係がめんどくさい)!

スクリーンショット (8).png

VSを起動したらソリューションファイルではなくANT-SDKのフォルダごと開く
スクリーンショット (16).png

VSを開いたら受信用のアプリ(DEMO_HR_RECEIVER>Release>demo_hr_receiver.cpp)をデバックなしで開始.
ここで上手くいかなかったらもう一度パッケージをビルドしてあげるといいかも

スクリーンショット (10).png

起動するとこんな感じのウインドウが出てくる.
USB Device numberはワイルドカード(0)を指定,その他の項目はデフォルトのままEnterでok.
Network Numberは0を指定する.
スクリーンショット (13).png

成功するとこんな感じで心拍数の計測結果がリアルタイムに表示される.
コネクションがうまく確立できない時はドライバを再インストールしたり,ANTwareⅡというアプリでデバイスを認識できるか確認してみる.
スクリーンショット (17).png

これでやりたいことは一通り完成.
正常に動作しないときはANTのドングルを挿し直す,ガーミンを起動し直してみる,ソリューションとプログラムのリビルドを試してみる.

6
5
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
5