今回は、最近の技術要素がお手軽なコスト(※1)で凝縮されているシングルボードコンピュータ(SBC)キットである、「Sipeed Maixduino Kit」を紹介します。
※1: 2019年7月11現在、国内では3,500〜3,888円で販売されています。
主な国内販売店
※ なお、M5StickVという超小型な無線なしのバッテリー内蔵のものもあります。
キットの構成
まず、キットの構成は次の通りです。
- SBC(Maixduino)本体
- サイズ:Arduino UNOとほぼ同じピン配置、ボード形状
- USBコネクタ:Type-C
- カメラ
- 最大解像度:1600x1200
- 液晶
- 画面サイズ:2.4インチ
- 解像度:QVGA(320x240)
ボード本体の機能
- メインMPUモジュール
-
Sipeed M1 module w/o WiFi(SOM)
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Kendryte K210(SoC)
- RISC-V(64bit/デュアルコア/FPU付)
- 各種ハードウェアアクセラレータ
- KPU(汎用ニューラルネットワーク処理)
- APU(音声)
- FFT(周波数)
- AES/SHA256(セキュリティ)
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Kendryte K210(SoC)
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Sipeed M1 module w/o WiFi(SOM)
- 無線モジュール(サブMPU)
- ESP32(ESP-WROOM-32)
- Wi-Fi(2.4GHz, 802.11.b/g/n)
- Bluetooth 4.2(BLE/Classic)
- ESP32(ESP-WROOM-32)
- マイク
- モノラル
- スピーカーアンプ(3W)
- スピーカー自体はついてないので外付けする必要有
- microSD(TF)スロット
- microSDをさすことができる
- Arduino互換ピン
なにができるのか?
このキットとPCを使ってできることは次のようなことです。
- プログラミング
- Python
- MicroPythonベースのMaixPyがプレインストール済
- PCとUSBでシリアル通信でPythonコードを書き込める
- Arduino
- Arduino IDE上で開発可能
- Python
- 深層学習
- 動画・静止画
- 音声
- IoT
- ロボットカー