MIRACLE LINUX 8.4が無償化されてだいぶ経ちましたが、先日AWS用のAMIイメージが出てきましたので、セットアップ方法を簡単に説明してみます。
2月2日 追伸1:パーティションが自動で拡張しない仕様(?)は改善されたようなので、今はpartedを使う必要は無いようです。
2月2日 追伸2:firewalldが止まってないため、外との通信ポートを開けるには、マネジメントコンソールだけでなくfirewalldも操作するか止める必要があります。
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リージョンをアジアパシフィック(東京)、ap-northeast-1 に切り替えます。
北米リージョンなどではAMIを選択できません。 -
インスタンスウィザード ステップ 1: Amazon マシンイメージ (AMI) で MIRACLE で検索
AWS Marketplaceの1件の結果をクリックします。 -
MIRACLE LINUX 8.4 が出てくるので選択
出てこない場合、対応してないリージョンを選択していることがあります。 -
ステップ 2: インスタンスタイプの選択 で適当なインスタンスを選択します。
t2.medium以上のインスタンスが推奨されてます。起動してみるだけならt2.microでもOKですが、普通に使うにはメモリが足りずSwapの設定が必要だと思われます。
選択したら、「次のステップ:インスタンス詳細の設定」に進んでください。 -
ステップ 3: インスタンスの詳細の設定
ステップ 3については、必ず弄らなければならないところはありません。次のステップに進みます。 -
ステップ 4: ストレージの追加
標準では4GiBしか用意されていないので、サイズを拡張します。そのままだとソフトウェアのアップグレードすら動きませんので。
サイズを拡張したら、次のステップに進みます。 -
キーペアの設定
画面の説明を読んで、キーペアの設定をします。
キーペアのダウンロードを行うと、インスタンスの作成が選択できるようになるので、クリックします。 -
作成ステータス画面からダッシュボード画面に切り替え
サブスクリプションに時間がかかっています、と出ますがそのころにちょうど裏では終わってます。(AWSに紐づけたメールボックスにメールが届いていると思います。)
ダッシュボードに切り替えると次のように起動しています。
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ログイン
先ほど作成したpemファイルを使って、SSHログインします。ユーザー名はec2-userです。Windowsからの場合はputtyなどを使います。(pemファイルをputtyで使えるppkに変換するなどの措置が必要です。)
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ディスクの拡張
MIRACLE LINUXのイメージは自動的にストレージの最大サイズまで拡張しませんので、partedで拡張します。
Diskサイズを確認して最大値を入力します。
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タイムゾーンの変更後、再起動
dfの値が正しくないので、再起動しておきます。その前にタイムゾーンをAsia/Tokyoにしておくとなお良いと思います。(代わりにresize2fsを実行してもOKです。)