はじめまして。Qiita初投稿になります。
表題の通り、この度AWS認定クラウドプラクティショナー(CLF-C02)試験を受験し、無事合格することができました。
しかし試験勉強を通じて反省点も多く感じたため、今後同試験を受けられる方の参考+自身の備忘録としてナレッジを残そうと思います。
1. 目的(Why)
まず、受験に至った経緯についてです。私は現在、某IT企業の新卒1年目として配属後研修を行っています。配属頂いた部門がAWS製品を主力に扱っているため、スキルアップの一環としてCLF試験勉強が組み込まれていました。
今後長く関わるであろうAWS製品について、業務に入って困らないよう基礎を身に着ける目的で勉強・受験を行いました。
2. 背景(Who)
次に、私自身のAWS製品に関する前提についてです。AWS製品は配属後研修で初めて触れ、具体的なサービスについてもほとんど知らない状態でした。逆に知っていたこととしては
- クラウドの一般的な特徴
- 主要なクラウドとしてAWSが存在すること
- ETL処理、DWH、BIなどデータ活用に関する一般的知識と関連するいくつかのAWSサービスの存在
程度でした。
3. 教材(What)
- AWSソリューションアーキテクトーアソシエイト最強Web問題集(Ping-t)
- 【CLF-C02版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)(Udemy)
4. 期間(When)
約1か月(2024/7/1~2024/8/3)
平日:平均1.5h/日 × 24日 = 36h
休日:平均2h/日 × 4日 = 8h
合計:44h
5. 学習方法(How)
1. 知識の定着と分野別問題演習(Ping-t、15日)
部門での方針もあり、知識のインプットはPing-tで行いました。Ping-tでは「分野」「サービス」の粒度(以下、単元)で構造化されているため、30問/日を目安に分割して、順に進めました。
各問題には「参考」という項目があり、単元ごとに知識がまとめられているので、①「参考」を一通り見て内容理解→②単元別にすべて正解するまで問題演習、の流れで学習を進めました。
2. 分野横断問題演習(Ping-t、6日)
一通りインプットを終えてからは、全分野を選択しランダムに50問出題で演習を行いました。合計で20回ほど繰り返し、安定して90%以上正答できる程度に知識を定着させました。
3. 模擬試験演習(Udemy、7日)
Ping-tだけでは問題を覚えてしまっているところもあったので、よく耳にしたUdemyの模試を利用しました。
最終的に6回分解きましたが、復習と再演習を行ったのは基本編①②と応用編①の3回のみでした。これらは正答率が90%を超えるまで繰り返しました。
以上の3ステップで学習を行い本番に臨みました。
教材の所感としては、Ping-tは図表も豊富でまとまった解説があったため学習しやすかったと思います。初学者としてはとっかかりやすかったです。
Udemyの模試は、よく言われるように難易度は本番よりも高めな気がするので、6回すべてでなくても応用編①までを確実にすれば問題ないと思いました。特にPing-tでは出てこなかったサービスについて、Udemyの模試を通じて知るものがかなりあったため買ってよかったと思います。Ping-tで事前に主要なサービスは押さえられていたため、肉付けしていく形で覚えました。
しかし、覚えることの量が多すぎるため全てを整理しきれず、「問題慣れして解けているだけでは」「頻出しないサービスについて覚えられていない」といった不安が残った状態で当日を迎えました。
6. 結果と振り返り
まず、結果としては776点で無事合格することができました。ひとまず1回で終えられたことに安堵です...
試験の感想としては、意外と「○○を実現するサービスはどれか」といった単純な問題が多かった印象です。Udemyの模試で少し絶望していたので、「これならいけるかも」という気持ちで乗り切ることができました笑
学習の仕方も含め、学び・反省点は以下の通りです。
- 「EC2といえば○○」のように、各サービスをキーワードを用いて一言で表すような整理の仕方が大事だった。
- 「Well-Architected Framerork」「7つの設計原則」の各項目・該当する事例は必ず押さえる。
- 同カテゴリのサービス間(例:データベースのRDSとDynamoDBなど)での違いに注目したまとめができたらよかった。
- 「デプロイ」「サーバレス」といった専門用語は面倒くさくても調べて、正確に意味を理解することが大事。
次はDEA試験を受ける予定なので、今回の反省を踏まえて次回はより納得感を持って合格できるようにしたいと思います!
ご覧いただきありがとうございました。