Velocityで与えた文字列を1文字ずつ分割して逆順に表示する

HTMLの内容をwkhtmltopdfでPDF化するときに、グラフの縦軸ラベルのような縦書き表示のCSSが適用されなかった。
Java側でやるのも面倒だったので、Velocity側で無理やり逆順にしてCSSで回転させるようにした。
その時にVelocityのマクロを作ったのでメモ。（今後使うことあるのかな・・）

Macro.vm

#macro( StrReverseConv $str )
  #if( $str ) ## nullだった場合は何も表示しない
    #set( $len = $str.length() - 1 ) ## 文字列のサイズ
    #set( $spStr = $str.split(""))   ## 文字列を配列にする（ループ用）
    #foreach ( $s in $spStr )
      #if( $str.charAt( $len ) == " " ) ## スペースはそのまま表示すると消えてしまうので変換する
        <div>&nbsp;</div>
      #else
        <div>$str.charAt( $len )</div>
      #end
      #set ( $len = $len - 1 )
    #end
  #end
#end

マクロを使いたいvmファイルの最初に「#parse( "Macro.vm" )」と定義して以下のように使うと以下のように出力される。

#StrReverseConv( "ABCDE" )

↓

<div>E</div>
<div>D</div>
<div>C</div>
<div>B</div>
<div>A</div>

エスケープ処理をしていないので文字列に「<」とか「>」が来ると正常に表示できない。エスケープ文字が入る可能性があるときはエスケープ文字の変換を忘れずに！

あとはCSSで「transform: rotate(-90deg)」とか「line-height」で行間を調整すれば似非縦軸ラベルの出来上がり。
Firofox、Chrome、IEで試したけどどれも同じ表示になってて満足。
ブラウザによって縦書きモードの「text-orientation」が効かなかったりPDF化したときに表示が崩れたりするので、こんな感じになった。
どのブラウザでも統一して表示できる縦書きモードがあったらいいのになぁ。

※というかすごいね。QiitaはVelocityのシンタックスもあるのね。驚き。