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事務職からエンジニアへ、独学・未経験転職の実際 〜Part 2: 転職編〜

Last updated at Posted at 2019-03-25

こんにちは。前回は、独学・未経験からエンジニアを目指すにあたっての勉強内容や方法について投稿しましたが、今回はその続きの転職編として、転職活動についてお伝えします。

前提として、私は半年弱ほどバックエンドを独学で学んでおり、こんなポジションを探していて、今回の転職活動で下記は全て叶いました。

  • 都内勤務、転勤なし
  • 業務内容に興味が持てる
  • 受託だけでなく自社開発
  • Railsを使える(勉強の知識を活かせるため)
  • できれば主にバックエンド(フロントも学びたいけれど、最も興味があるのはバック)
  • 柔軟な働き方(リモートワークなどの制度があると嬉しい)
  • 生活に困らない収入

目次

  1. 準備:実務未経験者の職務経歴書
  2. おすすめのサイト:Green
  3. 転職活動の実際:待遇や条件
  4. 最後に

1. 準備:実務未経験者の職務経歴書

転職活動で鍵となる書類、職務経歴書。
私は今回が初めての転職活動だったので、そもそも書くのが初めてでした。ネット上にはエンジニア経験者用のサンプルはたくさんあったものの、未経験者用の良いサンプルは見つかりませんでした。
「プログラミングとは無関係の現職のことを詳しく書いても仕方ないのでは?でも実務経験もないし、何をアピールしたら良いのだろう?」と悩みました。

結論からいえば、「自作プロジェクト」という項目を職務経歴書内に作り、学んできた内容を箇条書きにすれば良いと分かりました。私自身はこんな感じでまとめました。

  • 職務経歴
    • プログラミングと関係ない場合は、簡潔で良いと思います。面接で聞かれたら詳しく話せばOK。
  • 資格・スキル
    • 私はTOEICなど書きました。
  • テクニカルスキル
    • Githubのリンク、使用言語やフレームワークなど。こちらは実務経験者用のテンプレートを参考に。
  • 志望動機
    • プログラミングに興味を持ったきっかけなどは面接でも必ず聞かれるので、しっかり考えた方が良いです。
  • 自作プロジェクト
    • 作ってきたプロジェクトを箇条書きにして、それぞれの概要を数行で述べました。

その他は履歴書も準備しましたが、こちらは所定フォーマットに従って普通に書いたので特筆事項はありません。
ちなみに蓋を開けてみれば、転職サイトのプロフィールだけで大丈夫で、書類提出が不要の会社も多かったです。それでも、似たような内容を面接で聞かれることは多いので、一度整理しておくと楽だと思います。

2. おすすめのサイト:Green

転職サイトに関しては個人の好みだと思いますが、私がGreenをおすすめする理由は2つあります。
(※2021/12/05追記:この記事を書いてから約3年後の今、私はGreenのエンジニアをしています。まさかの展開で、そのため今読むと手前味噌のようになってしまうのですが、当時ユーザとしてGreenを使って転職したことに違いはないのでこのまま残します。)

① 企業と「気になる!」を送り合える

Greenには応募ボタンのほかに「気になる!」ボタンがあって、文字通り気になったら気軽に押せます。逆に企業から「気になる!」を頂くこともあり、それに返信することもできます。
流れとしてはこんなイメージです。

  1. 業務内容や条件を見て興味を持ったら「気になる!」を押してみる
  2. 企業側からも興味を持ってもらえれば「気になる!」が返ってくる
  3. マッチングしたらメッセージをやりとりして、面談・面接へ

私の場合、転職活動開始にあたってたくさんの求人を読み漁り、数十件自分から「気になる!」を押したと思います。その中で返事を頂いた企業を中心に選考を受けました。
「気になる!」からスタートすると、「かっちりした面接ではなく、まずはカジュアルに面談しましょう」と提案される場合も多いです。もちろん選考には変わりないのですが、面談だと企業側も丁寧に業務内容等を説明してくださることが多く、色々と質問するチャンスです。

② 想定年収や条件が書いてある

未経験者用の転職サイトとして、Wantedlyをおすすめする記事をよく見かけます。使い勝手や求人の質が良いのかもわかりませんが、私が使わなかった理由は、想定年収や福利厚生などの条件面の記載がないことです。もちろん会社のビジョンや目標は大切ですが、長時間従事する仕事を決めるにあたって、個人的には待遇面の情報を予め知りたいと考えました。
Greenには想定年収や福利厚生のほか、フレックスタイム等の制度や開発スタイルなど企業ごとの特色が書いてあります。

Greenの注意点

小さめの会社の求人が多いようなので、大企業志望の方には向かないかもしれません。私は規模を気にしなかったので分からないのですが、気になる場合はご確認ください。

3. 転職活動の実際:待遇や条件

未経験だと、やはり収入面が厳しいのではないかと覚悟していました。また、エンジニアは日常的に深夜まで働く厳しい職種だというステレオタイプもあります。
待遇や環境面で納得のいく会社と巡り会えるだろうか、どこかで妥協しなくてはならないだろうか、と最初は不安でした。

転職活動してみてわかったのは、何もかも会社によって本当にまちまちだということです。実際、面接で**「何週間も連続で深夜まで働けますか」と聞かれたことも、「うちは未経験者にはX万円までしか出せません」と言われたこともあります**(正直に現状を話してくださって感謝しています)。
一方で柔軟な働き方を推進している会社もあり、条件面についてオープンにお話ししてくださった会社もありました。

私は、少し合わないと思った企業も面接の練習を兼ねて選考を進めることが多かったですが、違うなと思ったら次を探すくらいでも良かったのかもしれません。

プライバシーの観点から、金額面の具体的な話は控えます。ただ「未経験者なら額面300万程度」とどこかで見たのですが、そうとは限らないです。未経験者だからといって条件面の質問や交渉を過度に躊躇する必要はないと思います。もちろん謙虚さは必要ですが、業務内容だけでなく待遇面も満足して働ける方が人生楽しいと思うので、モヤモヤするくらいなら思い切って聞いてみることをおすすめします。

4. 最後に

私は仕事を続けながら転職活動したので、仕事が終わってから毎晩のように面接に駆けつける日々が数週間続きました。
ですので、同じように仕事しながら転職を目指す方に特にお伝えしたいのですが、転職活動中は勉強時間が一切取れないと想定しておいた方が良いです。職務経歴書なども先に準備してから始めることをおすすめします。「未経験者だしそんなに会ってくれる企業も多くないだろう」などと思っていると、あっという間にスケジュールが埋まります。
自分を追い詰めないためにも、可能なら有給を活用できると良いですね。

面接三昧の日々は体力的にはきつかったですが、面接自体は色々な方とお話しできて楽しかったです。ご縁がなかった会社の中にも、エンジニアとして成長するためのアドバイスや、激励の言葉をくださった方が何名もいらっしゃいました。
楽しもうという姿勢で面接に臨んで、プログラミングをいかに楽しんでいるか熱意を持ってお伝えすれば、きっと耳を傾けてくださる方がいると思います。

この投稿を読んでくださったあなたの今後のご活躍をお祈りしています!

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