※この記事は鈴鹿高専アドベントカレンダー2023用の記事です。
はじめに
さて皆さん最近(執筆時点では約半年前)話題のストリートファイター6をご存知でしょうか?
うん!!知っていますね!!!!!!
僕はCRカップや友達の勧めからやり始めました。
スト6は簡単にいうと1v1のゲームで人を倒すと勝ちになります。
キャラを操作するのには様々なコントローラーの種類があり、
- キーボード
- PAD(代表例:PSのコントーラー)
- アケコン(ゲームセンターにあるタイプ)
等々たくさんあります。この中でロマンがあるコントローラーはやっぱり
アーケードコントローラー
でしょ!!!
その中でもレバーレスというタイプのアケコンがありまして、それを買おうとおもったんです。さぁ密林のページに行くと...
なんと15000以上が大半....
さらに僕が現在使っているキーボードは攻撃のボタンが全部で9個いるので一般に販売されている11ボタンアケコンを見ると...
高い...高すぎる!!!!(あと、11ボタンレバーレス評価低...)
学生の自分には少し痛い。ということで、みんな大好きなラズパイpicoで自作しましょう。
ラズパイは基本的に600円前後で購入可能です。
私は基本的に秋月電子のサイトを使いました。
https://akizukidenshi.com/catalog/
必要なものをリストアップしましょう。
- ラズパイpico
- ボタン
- 電線
- ファストン端子#110
- 箱
- ビニールテープ(何か固定用と簡易絶縁用)
くらいですかね。この中で、圧倒的にボタンが高いです...どれくらい高いのか見ていくと、
https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=25BU-8AL6
上のリンクを踏むと値段が262円です。今回ほしい個数は13個なので、3276円します。本当に高いです。
ファストン端子付きケーブルは秋月でファストン端子と銅線を買って、自作していきましょう。
さて、次に必要になるのは箱になりますが、今回はそこら辺にあったダンボールの箱で代用します。必要になれば箱を変更すれば良いだけです。
ラズパイpicoの設定と書きこみ
今回使ったものは有志がつくったGP2040を使います。(GP2040は通信速度が速くて使いやすいため)
以下はgitのリンクです。使いたい人は是非使っていってください。
https://github.com/FeralAI/GP2040/releases
とても良いですね。なんといっても、とても分かりやすい説明で、どのピンがどのような信号を出力しているのかが書いてあるので、ささっと作れます。
bootボタンを押しながらPCに接続するとドライブとしてラズパイpicoが認識されますので、そこに上のリンクからダウンロードしたラズパイようのファイルをそのまま移動させましょう。
設定に関しては何もいじらずにラズパイpicoに書き込んでいきましょう。下記の表は、pinの対応表です。
ラズパイpicoにI/Oソケットをつける
さて、ラズパイに書き込みができたら(最初にこれをやっても良い)I/Oソケットをつけいきましょう。
基本的に半田付けになるため、持ってない方は借りるか借りパクをしましょう。
半田付けの際はハンダゴテのやけどに気をつけてください。
天板を設計する
天板設計ができるのは、自作最大のメリットです。ボタンの位置や素材などを一から自分で考えたりできます。もし合っていなければ再度作り直せばよいだけです。
まずノギスや定規でボタンの直径を測ります。今回ははめ込み式のボタンなので、測る部分を間違えないようにしてください。
設計図などが完成したら、早速天板に穴をあけていきます。ダンボールなのでそこそこの精度で大丈夫です。小さかったら捻じ込めば入ります。
ボタンとラズパイpicoの接続
さて、大体出来上がってきましたので次はファストン端子を使って接合していきましょう。
今回使用したのは#110のファストン端子です。先がとんがっているのが邪魔なので一旦ぶつ切りにします。
被膜ケーブル内の銅線を剥き出しにして圧着ペンチもしくはテープなどでぐるぐる巻きにします。
本来ならファストン端子に適合した絶縁カバーみたいなのがあるのですが、今回はそれを買うのを忘れてたのでビニールテープで代用しています。
動作確認
とういうことでボタンを箱に詰め込んだら、動作確認を行いましょう。
無事に動いたら完成です。
おまけ
ちなみにこれはswitchゲームにも使えますのでぜひ使ってみてください。これでクラスのスマブラプレイヤーをボコボコにしましょう。(書いている人はスマブラ激よわです。)