はじめに
先日Java Silver SE11を受験し、無事合格することができました!(正答率82%)
今後、受験する方に少しでも役に立てればと思い、備忘録も兼ねて書きます。
合格するための結論(お急ぎの方向け)
筆者のことなんて興味ねえ!早く受かる秘訣を教えてくれ!という方へ・・・
JavaSilverに受かる方法は・・・
黒本を85%以上取れるまでやり込むことです
そして、右上の×ボタンを押して、PCを閉じて、「黒本、大事オブ大事」「黒本、大事オブ大事」「黒本、大事オブ大事」と唱えながら、近くの書店で黒本を購入して、黒本をやり込んでください!
合格を祈っています!
受験まで時間に余裕がありますという方は、そのままお読みください。
受験した目的
・未経験からエンジニアに転職し、IT関係の資格が何もなく、現場配属前に何らかの資格を取って、スキルを証明したいなと思ったから。
・会社の資格支援制度があり、合格すれば受験料が支給されるため。
学習開始時の筆者の状態
業界未経験からエンジニアになって3か月目。受験時は現場未経験。
「intとIntegerって何が違うの?」「ポリモーフィズム?何それ美味しいの?」という状態でした。
学習期間
2023年8月~9月の約2か月間。
学習スケジュールは、平日出勤前2~3時間、休日は2時間程度。
学習教材
書籍
JavaSilver合格のための三種の神器
・黒本(徹底攻略JavaSE Silver問題集
→大事オブ大事。本番では、黒本の類似問題が多数出題されました。
・スッキリわかるJava入門第3版
→初心者にとっては、入りやすい入門書。Javaの書籍で何を買えばよいのか迷ったらこれを買っておけばなんとかなります。
・独習Java
→スッキリわかるJava入門第3版には、載っていないラムダ式の内容や多数のメソッドの仕組みを理解するのに使用。
YouTube(映像資料)
JavaSilver界の二枚看板
・黒本著者が教えるやさしくない!?Java
→黒本の著者が運営しているチャンネル。Javaの内部処理など概念的な内容もありましたが、これをみることでJavaに対する理解が深まりました。
・せかチャン - 世界一わかりやすい情報科チャンネル
→ぶっちぎりでわかりやすい解説動画です。個人的にお中元をあげたいくらいお世話になりました。丁寧な解説とサンプルコード、練習問題もあり、実感を伴ってJavaの基礎が理解できます。
学習手順
① 黒本著者が教えるやさしくない!?Java
せかチャン - 世界一わかりやすい情報科チャンネル
でJavaの基礎をインプット
↓
②黒本で1~11章を3周(解説を読みつつ、スッキリわかるJava入門第3版・独習Javaで理解を深める。自分でわからなかった箇所は実際にコードとして書き、プログラムを動かしてみる)
↓
③黒本12・13章を3周(本番同様に時間を測って実施)
↓
④黒本で1~11章を2周
↓
⑤黒本12・13章を2周
黒本の学習記録
1~11章
周回数 | 1~11章(正答率) | 所感 |
---|---|---|
1 | 51% | 問題で問われていること、用語の理解が中心。 |
2 | 73% | 問題で問われていることがわかってきた。苦手分野(配列、クラスの継承、インタフェース)は失点が目立ち半分程度しか取れず |
3 | 81% | 基礎が身についてきた。どの分野も満遍なく点を取れるようになってきた。 |
4 | 80% | 内容はわかるものの、見直しを怠り失点が目立つ。 |
5 | 88% | いい感じにできるようになってきた。 |
12・13章
周回数 | 12章(正答率) | 13章(正答率 | 所感 |
---|---|---|---|
1 | 51% | 48% | 1~11章を3周終えた後だったので心が折れる |
2 | 68% | 59% | 冷静を保っていられるギリギリライン |
3 | 83% | 85% | 精神が安定する |
4 | 87% | 85% | しゃあっ! |
5 | 89% | 90% | 計画通り(夜神月) |
申し込みについて
https://style.potepan.com/articles/28671.html
上記の記事を参考にしながら、申し込みを行いました。他の人の体験談では手続きが面倒だったという記事もありましたが、私の場合はスムーズに申し込みができました。一つ一つを丁寧に確認しながらやれば大丈夫だと思います。ちなみに私はオラクルの公式ページから申し込みました。
試験当日
私はテストセンターで受験をしました。会場へ入ると、試験開始時刻ではなくても、参考書など開いて学習はできませんでした。(会場に入る前に学習できませんけどいいですか?と一言聞かれました。)
到着後、
・試験に関する説明(携帯電話の電源を切る、荷物の持ち込みなど)
・試験に関する同意書への署名
・本人確認書類の提示
・写真撮影
の流れでした。試験部屋では、荷物はロッカーへ。持ち込める物は、本人確認書類(運転免許証)のみでした。ポケットの中身は空、腕時計も外すように言われました。
試験では、Pcを操作して選択肢をクリックして次の問題に進むという方式でした。途中、後で見返したい問題があった場合、チェックボタンを押すことで、チェックリスト一覧に表示され、見返すことができました。また、複数回答で1つしか選択していない問題があった場合、自動的にチェックリストに追加されていました。しかし、試験終了ボタンを押しても、「未回答の問題が残っています」などの表示は出てきませんので必ずチェックリストで振り返りを行う必要があります。試験を終了するボタンを押すと、すぐに合否と得点率が表示され、得点レポートが紙でもらえます。試験時間は180分でしたが、早く終われば途中退出可でした。私の場合は見直しをしっかり行っても120分程度で終わりました。
学習して身に付いたこと
Javaの基礎的な力、コードの動きがわかるようになったこと
以前よりもコードがどのような動きをしているかがすぐに理解できるようになりました。特にラムダ式のコードの書き方など資格学習の中で身に付き、実際に書けるようになりました。
Javaの裏側で起こっているコンピュータ処理が理解できたこと
変数に値が代入されると何が起こるのか、メモリ空間で起こっていること(ヒープ領域、コンスタントプールでの処理など)を理解できました。
自信
初めてのIT系資格取得ということもあり、自信がつきました。スキルシートの資格の欄に書けるのがうれしいですね。
学習習慣
これが一番の収穫だと思います。資格取得の学習を始めてから朝4時半ごろ起床、出勤前に2~3時間程度学習をしていました。その習慣が今でも続いています。自分の中に明確な目標があるとモチベーションが上がり、継続して学習に取り組むことができます。
終わりに
正直なところ、手っ取り早く合格するだけなら黒本だけでも十分だと感じました。本番でも黒本の類似問題が半分くらい出題されました。私の場合は、Javaの仕組みを根本から学ぶことで実際にコードとして書き、現場でも活かせるくらいのスキルが身についたように思います。キータの他の記事でも「黒本2、3周で合格!」という投稿もありましたが、私個人として、しっかりと書籍や動画教材で一から学ぶことをおすすめします。皆さんのプログラミングスキル向上、JavaSilevr合格を祈っています!