はじめに
はじめまして、入社3年目の開発エンジニアです
今回は1年間PLとして経験した話を記事にしたいと思います
PLとは
PLとは「プロジェクトリーダー」の略で、
チーム単位の技術と進行を管理する役割を持っています
具体的にPLは以下の作業を行っています。
1.チームメンバーのまとめ
2.進捗管理
3.会議資料を作成し、会議を進める
4.作業工数の計算
5.技術的な相談を受ける
PLとPMの違い
PL(プロジェクトリーダー)とPM(プロジェクトマネージャー)の違いについて
表形式でまとめました
項目 | PL(プロジェクトリーダー) | PM(プロジェクトマネージャー) |
---|---|---|
主な役割 | 現場の技術・進捗面でのリーダー | プロジェクト全体の責任者 |
責任範囲 | 開発チームの技術面、タスクの進行管理 | コスト、スケジュール、品質、リスク、顧客対応 |
工数・見積もり | チーム単位の見積もりや工数算出 | プロジェクト全体の予算・リソース配分 |
位置づけ | 技術リーダー寄り、実務にも一部参加する場合が多い | 経営・管理寄り、現場に直接は入れないケースが多い |
今までの業務を振り返ると、作業の進捗管理、会議資料の作成/司会進行、
改修作業の工数算出などを行っていたため、PLに近いと考えます
PLになって苦労したこととその対処法
自分がPLになってから苦労したことと
その対策についてピックアップしていきます
1. コミュニケーション不足
課題:
新卒入社時点から自分は
人とのコミュニケーションを取ることに苦手意識を持っていました
現場に配属後もコミュニケーションがうまく行かず、
自分に自信を持てなくなった時期もありました
当初配属している案件先でPLを任されることになり、不安が募るばかりでした
PLになってからお客様と会話する機会が多く、質問の受け答えや説明など
上手くいかないことが続いていました
対策:
まずチームメンバーとの逐次ミーティングを行いました
MTGを行うことで、作業に対する認識合わせやクライアントとの
定例会議での要点まとめができるようになり、業務で改善することができました
また、上記の対策を継続していくことで、
コミュニケーション不足が解消できたと実感しています
2. スケジュール管理
課題:
PJでスケジュール管理を自分で管理しているのですが、
クライアントからの多くの依頼が来たこともあり、
優先順位を決める必要がありました
内部での確認で何が優先度高く、
何が優先度低いでお互いの認識合わせをすることも苦労しました
対策:
与えられたタスクに対してWBSを細かく作成し、タスクの見える化を徹底しました
進捗報告の際にタスクを1つずつ整理しながらPJを進めていきました
現在はBacklogを使ってタスク管理を行い、毎日の朝会で進捗報告をしています
PLを経験して得られたこと
PLを1年経験して現時点で得られたものを2つ紹介します
チームメンバーへの感謝
PLになったからと言って、
一人でやることは限外があるということを改めて理解しました
周りのサポートがあってこそPJが成り立っているため、
自分が対応できない場合は周りに相談することを意識しています
視野の広さ
技術だけでなく、
コミュニケーションやマネジメントにも目を向けるようになったと実感しています
特にコミュニケーションに関してはエンジニアにとって必須であると理解し、
1年前の自分と比較してスキルが向上していると日々感じています
マネジメントについて、
業務はWBSやスケジュール管理が主に該当するので
経験自体はまだ浅いですが、引き続きマネジメントスキルの定着を目指していきます
現状の課題
現状抱えている課題はクライアントへの説明力が足りないと感じています
クライアントは非エンジニアの方が多いため、わかりやすく伝える力が求められます
資料を活用しながら説明をしているのですが、
クライアントが理解できるときと理解できていないときがあるため、
現状の課題だと認識してます
さらに想定質問に対してある程度答えられるのですが、
想定外の質問をされると上手く答えられない時があります
対策としては、クライアントの立場に立って説明(レクチャー)し、
不要な説明を省き、要点をまとめたうえで説明することを意識してみます
想定質問は事前に考えることを意識しつつ、想定外の質問で答えられない場合は
無理に回答しない、他メンバーにヘルプを出すことを徹底していきます
まとめ
PLとしての1年間は、確実に自分を成長させてくれたと感じました
まだ経験の浅い方がPLになる確率は0ではないので、もしPLになった方は
この記事を参考にしてみてください
最後まで読んでいただきありがとうございました!