はじめに - Skriptって何?
Minecraft Java版のサーバー向けにプラグインを作って自分のサーバーに独自要素が欲しい!!
でもJava言語が難しい... どうしよう...
そんな人におすすめなのがSkriptです。
Javaよりも数百倍ぐらい簡単にプラグインのようなものを作れてしまいます。
必要なのは 中学生レベルの英語力 と 自分で調べようとする力 です。
この記事ではSkriptの常識的な事について書いています。
他の記事と似た内容が多く含まれているかもしれません。
導入方法
https://github.com/SkriptLang/Skript/releases から、お好きなバージョンを選んでください。
(Betaと書かれたものは不安定なのでおすすめできません。)
2023/08/09の時点では2.6.4
が一番新しいバージョンです。
ダウンロードしたら、Plugins
フォルダに入れます。
入れ方が分からない? Googleさんに聞いてみましょう。
再起動するとSkript
というフォルダが生成されます。
今後はその中にあるscripts
というフォルダに書いたskriptを入れていく事になります。(拡張子は.sk
です)
最初の起動時はscripts
の中にサンプルのskriptファイルが生成されているはずです。
全部消してしまいましょう。必要ありません。
-
というものがファイル名の一番最初についていますが、これはそのskriptを無効化するためについているものです。
これを外さない限り、そのskriptは有効になりません。
Skriptを書く環境を整える
コードを書くためには、エディタが必要です。
OSに付属しているエディタなんて使い物になりません。
コードエディタは調べると色々出てきます。いくつか挙げてみます。
私はVSCodeを使っています。お好きな環境を選んでください。
Visual Studio Code
よくVSCodeと言われる、Microsoft社の提供する無料のコードエディタです。
拡張機能やGitとの連携、マルチカーソルなど、コードを書く上で便利な機能が多く備わっています。
ダウンロード: https://code.visualstudio.com/download
NotePad++
動作が軽い、オープンソースのコードエディタです。
プラグインの導入や豊富なテーマによって、自分好みのエディタにカスタマイズできます。
ダウンロード: https://notepad-plus-plus.org/downloads/
SkUnity Parser
Web上で簡単にSkriptを書けるエディタです。
ワンクリックで構文を解析できるパース機能や、複数人でコードを編集できるLive Editing機能が搭載されています。
Parser.skUnity.com: https://parser.skunity.com/
簡単なコードを書く
先ほどのscripts
というフォルダの中にファイルを作ってみましょう。
拡張子は.sk
です。
初めてのコードなので、test.sk
かfirst.sk
という名前がいいかもしれません。
基本的な形は
Event:
(TAB)実行すること/条件
です。(TAB)
と書かれている所はTabキーを1回押すか、半角スペース4つにしてください。
ここでは(TAB)
と書いていますが、今後は書かないので、ご注意ください。
:
がある部分はブロックの始まりで、字下げをする必要があります。
少し慣れが必要かもしれません。
プレイヤー参加/退出時のメッセージを編集する
on join: #イベント
set join message to "&a%player%さんが遊びに来ました。" #処理
on quit: #イベント
set quit message to "&c%player%さんが退出しました。" #処理
#
で書かれているものはコメントアウトで、Skriptの処理には一切影響しません。
Skriptで(個人的に)一番簡単で変化がわかりやすいものです。
プレイヤーが参加/退出した時、そのメッセージを~にするskriptです。
on join
とon quit
はイベントで、プレイヤーの参加/退出を検知するイベントです。
その後にset join message to ...
、set quit message to...
で参加/退出時のメッセージを置き換えています。
&a
や&c
はMinecraftのカラーコードです。
%player%
にはプレイヤー名が代入されます。
%player%
のような、%
で囲むものについては今後解説します。
見てもらえればわかりますが、ただの英文です。
コードを書く際に少し難しい所があるだけで、慣れてしまえばこのぐらいの構文は1分未満で書けます。
今回はこれで終わりです。
良いSkriptライフを!