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【RPAエンジニア】基礎知識を個人的にまとめた。

Last updated at Posted at 2020-12-03

RPAエンジニアについて、理解を深めるためにまとめる。

参考文献
☆UiPath(https://www.uipath.com/)

RPA

Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)
コンピュータ上で行われる業務プロセスや作業を人に代わり自動化する技術
➡︎要するにロボットによる業務自動化

【背景】

①デジタル変革時代の到来

さまざまな企業活動の見直しによって最新のテクノロジーが活用されデジタル化が進んだ結果、新たな価値を創造する傾向が年々高まっている(デジタルトランスフォーメーションとも呼ばれる)
業界問わず、自動化の需要が高まってきている

②人材不足の深刻化

少子高齢化の進行により、日本の生産年齢人口(労働力としての中核をなす15~64歳)の減少が続いている

[懸念点]
❶人材確保の難化による企業同士の働き手の奪い合いが起こる
❷生産年齢人口の減少による生産量、生産スピードの低下から国際競争の中での生き残りが難しくなる

③労働生産性の低さ

日本の労働生産性はOECD加盟34カ国中21位
労働生産性は、労働者一人あたりがどのくらいの付加価値を生み出したのかを表す指標であり、
事務作業や反復作業を自動化させることで労働者一人あたりの生産性の向上が期待できる

RPAは生産性の向上が望める新たな労働力として、現在注目されている
➡︎仮想知的労働者(デジタルレイバー)と呼ばれる

【メリット】

生産性ならびに効率性の向上
コスト削減
より良い成果

【導入例】

定常的かつ定型的な業務
継続的かつボリュームのある業務
に適している

入力:給与支払情報の変更
転記:営業訪問前の情報収集
照合:請求金額と支払金額の照合作業
モニタリング:経費申請の事前チェック
送付:ID・パスワード照会
集約・加工:競合商品の情報収集

【CoE】

Center of Excellence(センター・オブ・エクセレンス)
RPAの導入・運用に必要な専門性を持つ組織横断的に機能するチーム

RPAスポンサー
RPA 導入~保守に至るまでビジネス的スポンサーを行う責任を担う

RPAチャンピオン
RPAの導入~保守に至るまでの過程を全体管理
スポンサー・現場・IT部署などと定期的にコミュニケーションをとり、
自動化を迅速かつ安全に推し進める責任を担う

プロジェクトマネージャー
RPAチームの作成、管理チームメンバーの稼働管理、プロジェクト計画立案
様々な質問に回答するための窓口としてメンバーの質問を集約し、戦略的なイニシアチブを取ります

RPAソリューションアーキテクト
企業の指針に沿ったIT戦略・RPAソリューションの実現を担当します
現場・管理者 (ビジネス) 側の要求に対して、RPA の最適解を提案し、
RPA ソリューション・アーキテクチャを定義する開発と、
実装フェーズの両面で支援を行う適切な技術や機能を選出します

RPA開発エンジニア
主に、UiPath Studioを活用し、ワークフローの設計・開発・テスト、また RPA ソリューションの実装

RPAビジネスアナリスト
ビジネスユーザーと、開発チームの橋渡し役です
自動化におけるプロセスの資料化、および RPA 化対象業務の選定を業務担当者と共に、RPA 化に適した業務プロセスを見極め、RPA化に必要な要件を定義し、業務プロセス定義書 (PDD) や業務フローを作成します

RPAチェンジマネージャー
プロジェクトマネージャーがチェンジマネージャーとしての役割を担うことが多く、プロジェクトの成果物と連携し、RPA 導入による要件変更、および実装に向けて、各ステークホルダーとコミュニケーションをとり、要件変更に対し無理なく調節できているか把握します

RPAスーパーバイザー
主に、UiPath Orchestrator を活用し、操作環境の一環としてロボット・プロセスを管理します
レポート機能・分析ツールを活用し、ロボットの運用性能とリソース割り当ての持続的な改良に取り組みます

RPAサービスサポート
RPA に関するサポートの問い合わせ窓口を担います
問い合わせ内容の一次切り分けを行い、より技術的な問い合わせの対応を RPA デベロッパーへエスカレーションを行います
スモールスタートでは、RPA デベロッパーがサービスサポートの役割を担うこともあります

RPAインフラエンジニア
RPA プロジェクトにおけるソリューションアーキテクチャの決定にも関わり、サーバー構築・トラブルシューティングにおけるインフラ支援担当適切な RPA 運用のためのインフラ環境を整備します

【RPAジャーニー】

RPA導入における「業務整理」「要件定義」「開発テスト」「運用保守」の4つのサイクルを示したもの

業務整理:業務の選定基準を軸にRPA化できる業務と困難な業務に整理、業務の流れや作業手順を見える化

要件定義:業務プロセス定義書(=操作マニュアル)の作成
PDD:Project Design Document

開発テスト:定義書を基に開発、不具合がないかのテスト
運用保守:エラー発生時や業務変更時への対応、ロボットの稼働状況確認

【ワード集】

アクテビティ:ワークフローを作るための最小の部品
ワークフロー:自動化処理の流れをグラフィカルに表現したもの
       アクテビティの実行順序や関係性を示している
変数:データを格納するために使う
フローチャート:複雑な処理を示すワークフロー
シーケンス:直線的な複数アクテビティを処理するワークフロー
レコーディング:マウスやキーボード操作を記録して、ワークフローを自動作成する機能

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