はじめに
gemini CLIが話題!試すしかない!と思っていたのに、動かなくて悲しい気持ちになってしまった人に向けた記事です。
結論として、おそらくPATHが通っていないだけなので、この一言で直せる人はこれ以上見なくても大丈夫です。
この記事の対象者
- npm でグローバル CLI を入れたのにコマンドが使えない人
- Mac(特に M1/M2)でカスタム環境を使っている人
状況
npm install -g @google/gemini-cli
成功したのに…
gemini
zsh: command not found: gemini
原因:PATH が通っていない
Node.js(npm)のグローバルインストール先が、標準とは異なる ~/.npm_global などになっていると、バイナリの場所(CLI 実行ファイル)が PATH に通っておらず、ターミナルがコマンドを認識できません。
手順:PATH を通すまでの流れ
1. グローバルにインストールされているか確認
npm list -g --depth=0
出力に目的の CLI(例:@google/gemini-cli)が含まれていれば OK。
2. 実行ファイルの場所を確認
ls ~/.npm_global/bin
この中に gemini や firebase などの CLI ファイルがあるかを確認します。
3. グローバルバイナリのパスを.zshrcに追加
nano ~/.zshrc
以下の行をファイルの最後に追記:
export PATH="$PATH:$HOME/.npm_global/bin"
保存して閉じたら(control+O→Enter→control+X)、設定を反映:
source ~/.zshrc
4. 動作確認
which gemini
gemini --help
このように実行できれば成功です!
補足:npm のグローバルパスを自分で設定しておきたい場合
npm config set prefix ~/.npm_global
と設定しておくと、今後のグローバルインストールも同じ場所に集まり、管理しやすくなります。
まとめ
トラブル | 原因 | 解決策 |
---|---|---|
command not found | グローバルバイナリの PATH が通っていない | .zshrc に ~/.npm_global/bin を追記 |
やっと使えるようになったので、gemini CLIライフを楽しむことにします。