自分だけのGPTを作ろう！ -新機能GPTsの全て-
OpenAIが新たなChatGPTの形態として、GPTsを発表しました。この記事では、GPTsの概要と簡単な作成方法をご紹介します。
GPTsとは？
GPTsは、特定の用途に合わせてChatGPTをカスタマイズするための新しい方法です。
これにより、ユーザーは独自の指示、追加知識、スキルを組み合わせたChatGPTのカスタムバージョンを簡単に作成し、共有することができます。
日々の生活や仕事、家庭での特定のタスクに役立てるために、誰でも簡単に独自のGPTを構築しましょう！
また、現時点では、この機能はChatGPT Plusという有料プランに登録しているユーザーしか利用できません。
GPT Builderとは？
GPT Builderは、ChatGPTのウェブアプリ上で、自分だけのオリジナルGPTをノーコードで構築するためのツールです。使い方は直感的で、数分で自分だけのGPTを作成できます。
主な機能
- アイコン（Icon）: チャット時に表示されるGPTのビジュアルアイデンティティ
- GPTの名前（Name）: チャット中に表示されるGPTの名称
- GPTの説明（Description）: GPTの概要や用途を説明するテキスト
- GPTへの指示文（Instruction）: GPTに対するデフォルトの指示やシステムメッセージの設定
- ユーザーの入力プロンプトの例（Conversation starters）: 対話を開始する際のプロンプト例
- 参照ファイル（Knowledge）: GPTが回答を生成する際に参照するファイルをアップロード
- 利用ツール（Capabilities）: Web Browsing、DALL·E、Code Interpreterなど追加機能を設定
- 外部API（Action）: 自分のAPIを設定し、GPTが外部のデータやサービスを利用可能
GPT Builderの使い方
Step 1 : GPT Builder を立ち上げる
起動画面左上のサイドメニューにある「Explore」をクリック
ChatGPTの新しいUIの「My GPTs」セクションから「Create a GPT」をクリックし、GPT Builderを起動します。
GPT Builderは画面が左右に分かれます。
Step 2 : GPTを学習させる（Create、Configure）
画面左側ではGPTをカスタマイズするための知識をいくつかの方法で与えることが出来ます。
まず「Create」では、GPT Builderとの対話形式で、あなたが作成したいGPTを作成していきます。
また「Configure」では、GPT Builderの項目を直接入力してカスタマイズされたGPTを作成することが出来ます。
Step 3 : GPTを検証する（Preview）
画面右側のPreviewタブでは、左画面で作成したGPTと対話を試すことができます。
Step 4 GPT の共有
GPTのカスタマイズが完了しPreviewによる動作確認も終了したら、画面右上の「Update」タブから作成したGPTの共有が出来ます。このGPTは公開するつもりはないので、ここでは「Only people with a link」を選択しました。
「Confirm」をクリックすると、共有URLとView GPTタブが表示されるので、「View GPT」タブをクリックしてみましょう！
クリックすると起動画面左上のサイドメニューにカスタマイズしたGPTが追加されます！
作成した名前のタブを見るとGPTの再編集やリンクのコピーなどの様々な機能を利用できます。
まとめ
GPT BuilderによりカスタマイズされたGPTが共有され、大量の専門家が生産されていくことで、本格的に人の仕事が奪われていくように感じます。これは、第1のシンギュラリティと言っても過言ではないのでしょうか？GPTs恐るべし！
最後まで読んでくださり、ありがとうございました！
以上の情報をもとに、ぜひあなた自身のGPTを作成してみてはいかがでしょうか。ChatGPTの可能性を広げるGPTsで、あなたのアイデアを形にしてください！！
参考
- OpenAI Blog: Introducing GPTs