#この記事を作成した動機
未来電子テクノロジーでインターンをしているりくです。
未来電子ではUbuntuが推奨されているので、ささっとUbuntuをインストール済ませようと実行したのですが、たかだかインストールと不具合解消問題如きに1週間まるまる落とし穴にはまってしまい、むかついたのでインストールまでの軌跡を元に、自分が取った対処法とわたくしの心情を共有します。
#Ubuntuを自分のOSに仲間入りさせよう
MyPCにUbuntuを仲間入りさせたいので、さっそくインストールしていきましょう!
Linux関係の書籍や雑誌にはライブDVDなるものが付属しています。
こういったものを使用すれば、おそらく簡単にインストールできるかと思いますが、「最新版をインストールしたい」とか「書籍買うのめんどくさい」とかいう欲求が爆発している人は、ライブUSBを作成しましょうね~
ライブUSBを作成しよう(提案)
ライブUSBを作成する手順は、下記のサイトの通りにすれば問題ないでしょう。
Linuxをインストールできる「ライブUSBメモリ」をWindowsで作成する方法【スクリーンショットつき解説】
今回はUbuntuにしたいので、下記のサイトからUbuntuから最新のバージョンisoイメージをPCにダウンロードします。
[Ubuntu Desktop 日本語 Remixのダウンロード]( <https://www.ubuntulinux.jp/download/ja-remix)
ダウンロードができたら、手持ちのUSBをライブUSBに変身させるRufusをダウンロードしましょう。
参考記事を読んで進めれば「ここまでは」問題なく進めます。
こっからはデスクトップ上の世界しか知らなかった私にとっては、別世界に感じるほどの衝撃を味わうことになりました。
どのくらいの衝撃かというと初めて浣腸されたときくらい衝撃。
Ubuntuをインストールしよう(提案)
参考記事通り進めれば、ライブUSBが完成したかと思いますので、念のためシャットダウンしておきましょう。
もう一度起動させたら、Windowsキーを押して設定を選んでください。
その後、更新とセキュリティから回復の中にあるPCの再起動をカスタマイズするの今すぐ再起動するを押して下さい。
すると、いつも(普段触る画面)とは違う画面になるかと思いますが、パニクらないようにしましょう。
↑こんなん
このページの前に、オプションの選択という表示が出る場合があるので、それを押したら次にトラブルシューティングを押して詳細オプション、UEFIファームウェアの設定を押したら↓
こんなんがでてきます。
初めて見た画面なのでおっぱげそうになりましたが、おっぱげそうな気持ちを抑えつつ注意しつつ進めていきましょう。
この画面の上にあるBootボタンを押した先に、Boot Option #1みたいなものがいくつかあると思いますので、USBとかgenericとかそんな感じの名前のやつをBoot Option #1に持っていって保存します。
保存はExitのところにあるSave Changesを押します。
できたら、キーボードのEsc
ボタンを押すと変な画面(上にGNU GRUBと書かれていれば正解です)がでてくるので、その中にある**「Install Ubuntu」か「Try Ubuntu without installing」**を押せばやっと危険(Ubuntu)な領域へと突入する…
こっからの設定は下記の参考記事を利用した方が早いです。
Ubuntu 18.04 LTSインストールガイド【スクリーンショットつき解説】
しかし!
わたくし、ストレージ設定の時に第一のハマリに落ちてしまいました…
#18.04バージョンの場合に発生するデュアルブート問題
自分は、Windowsを消さない**「デュアルブート設定」にしたかったため、「ディスクを削除してUbuntuをインストール」を選ばず**にそのまま進めていきました。
しかし、そのまま進めると、HDDで分割する画面が現れました。
(↓下記は私のPCから取った画面ではありませんので、容量が実際とは違います)
SSDは?
上記の青い画像を見ていただけると分かると思いますが、自分のPCには、256 GBと1000 GB(1TB)の容量があります。
これは、256 GB分SSDが、1000 GB分HDDがあることを表示しています。
つまり、設定できるのがHDDの方でしかできない状況に陥っていたのです。
ドライブの選択ってところさんを見てもSSDの表記がでてこないんですよね…
個人的にはSSDにUbuntuを入れたかったため、別の方法でやることにしました。
その方法は、あらかじめUbuntuで使うボリュームを確保して、インストールの種類のそれ以外を選択します。
ボリュームを確保する方法は下記を参考にしてください。
Windows 10/8/7でCドライブを縮小できないことを解決!
【HDD】Windows 10 の入ったCドライブのパーティションを縮小する方法
ちなみに、いくつかの記事ではスワップ領域というものを作らないとダメだと言われていますが、18.04のバージョンは特に作らなくても問題ありません。
上記の内容ではHDDで進めていますが、SSDに入れ替えれば良いだけです。
その後、下記を参考にしてインストールを進めていけばインストールは完了です!
実は、上記の内容は18.04のバージョンで起きている現象らしいので、先に18.04より前のバージョンを入れて、その後Ubuntu内でアップデートすれば問題なくできるみたいですが、当時のわたくしめは知るよしもなかったので、(今思えば)面倒な方法で行いました。
そして念願のインストール完了の表示が!
#インストール完了後の不具合
やったぜ。と思って今すぐ再起動するを押したら、しばらく固まっていたのでしばらく放っておくと、
!?!?!?
おっp…おっぱげた…!
実際「なんぞこれ」ってなったしね全く。
筋肉という筋肉がほとんどだれましたわほんま、筋弛緩剤かな?
ともかく、この状態だと何も操作できないのでやむを得ず強制シャットダウン…
後に分かったことですが、この状況に陥ったらもうどうしようもないらしいので強制シャットダウンするしかない模様です。
カーネルさんがパニック起こしたらしいですね…ようわからんけど
その後、Ubuntuが無事か確認したら、まあしっかりとインストールできていたようです。
しかし、どうも固まるなあと感じました。
どのくらいの頻度で固まったかというと、Ubuntuの設定ボタン押しただけでもうなんも動かないとかいうレベルです。
こんなんキーボードクラッシャーじゃなくても破壊衝動に駆り立てられまっせ
しかもシャットダウンとか再起動する度にあの恐怖の文字羅列が出てくる始末…
さすがにおかしいと感じたので調べてみると
具体的な原因は分かりませんが、恐らくCore-i7
とNVIDIA
のグラボと特定のLinuxカーネル
という条件が揃えば起きる現象なのだそうです。
全て被弾してますわぁ…
##不具合の解決方法
どうにかして解決したいと調べていたところ、下記の海外サイトに同じような問題があり、解決したようなことが書かれているではありませんか。
Lubuntu 16.04 gets stuck at shutdown (nmi watchdog bug soft lockup - cpu#1 stuck for 22s)duplicate
Lubuntuの説明みたいだけどまあ誤差だよ誤差。
要約すると、GRUBの画面でUbuntuのところでキーボードの**「e」ボタンを押すと何か文字が出てくるから、「linux」で始まる行の末尾に「nouveau.modeset=0」**を追加した後に「F10」キーを押して起動したら、ユーザーセッションにログインして再起動して、問題なかったらGRUBの設定を確定させて
確定する方法は、端末を開いて
sudo nano /etc/default/grub
で開いちゃおうね~(開いちゃうおじさん)
(ちなみに、nano
ってところはエディタのことなので、使いたいエディタを自分で選んでインストールしておいてください。emacs
とかvim
とか)
開いちゃったらline GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="..."
の”...”のところに**「nouveau.modeset=0」**をぶち込んでさしあげろ
(自分はGRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=quiet splash
と書かれているところに編集しました)
ぶち込んだら、端末にsudo update-grub
にしたらついに…!
ね ん が ん の せ い じ ょ う な シ ャ ッ ト ダ ウ ン を て に い れ た ぞ !
こ ろ し て で も う ば い と る
まとめ
以上、読むにつれて戯れ言が増える記事でした。
やっとのことで平穏が訪れましたが、肝心なことを忘れていませんか?
実はですね…これまだインストールしただけなんですよ!
つまりは「俺たちの戦いは始まったばかりだ!」状態なんですよね…
言うならば「レベル5のムックル使いの短パン小僧にやっと勝った」位なんですよ。(ダイパ世代)
なので、とりあえずクロガネジム制覇くらいまでは行かないといけませんね。
これからUbuntuの知見を深めてインストールごときに1週間まるまる使うなんてことにならないようにいきたいですわホント…