技術書典に参加してみて
技術書展(技術書典)は、ITや科学などの技術に関する本を頒布・購入できる、入場無料の技術同人誌イベントです。このイベントは年に2回開催されています。私たちは、2023年11月11日(土)から11月26日(日)に行われた技術書典15に、CA Tech Loungeとして参加・出展しました。
出展した本↓
https://techbookfest.org/product/tGUuy8eNVh13GQQ0kXK1mm?productVariantID=vGHezJn7inzwWPHPghYEXS
技術書典に出展した経緯
技術書典というイベントは、以前から知っており、いつもは興味深く眺めるだけでしたが、「自分でも書籍を作ってみよう」という気持ちが芽生えました。しかし、一人で書くのは寂しいと感じたため、CA Tech Loungeの仲間に「一緒に合本を作りませんか?」と提案したところ、数人が賛同してくれました。そのため、1人1章を担当し、合計4章からなる合本を作成し、オフライン・オンラインの両方で頒布することになりました。
過程
準備
原稿を書く
まずは、どんなことを書こうかをそれぞれに考えてもらいました。私は、リザバーコンピューティングという技術について書くことにし、他の3人は、情報の学習について・拡散モデルについて・Go言語でのLineBotとChatGPTとの連携について書くことにしました。特に、ページ数の制限もこの時には考えておらず、それぞれが、書きたいだけ書いていました。
また、Latexで書くことに決め、OverLeafなどのクラウドLatexエディタやローカルで書いていました。
まとめる・入稿
入稿が近づいてきたので、それぞれが書いた章をまとめることにしました。ページ数や見た目がそれぞれ違っていたので、統一しようと思いましたが、皆のLatexの環境がかなり異なったため、統一できず、それぞれが出力したpdfを合体させることにしました。
また、入稿が迫ってきているのは知っていたのですが、ページ数ごとの入稿締め切りがあるのをすっかり忘れていました。
印刷をお願いした「ねこのしっぽ」さんでは、116ページを超えると、入稿の締め切りがページ数が少ない本よりも前倒しになっていて、116ページを超えていたので、泣く泣く原稿を削り、入稿しました。
印刷
印刷は、「ねこのしっぽ」さんにお願いしました。「ねこのしっぽ」さんは、技術書典の公式バックアップ印刷所で、オフライン会場に直接本を運んできてくれるため、書いた側からすると、入稿してしまえば、あとはイベント当日に会場に手ぶらで行けるので、とても便利です。
また、技術書典自体初参加だったので、何冊印刷するのかはすごい悩みました。
一番危惧していたのは、全く売れず在庫を抱えることでした。
技術書典での公式サイトの紹介を見る限り、50冊くらい売れますと記載していましたが、初出展ということもあり、40冊印刷しました。
オフラインでの頒布
印刷した40冊は、完売しました!
終了時刻まで約1時間を残して、完売してしまったので、もっと印刷しても大丈夫だなと思いました。
読者の皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。
買ってくれるだけでなく、実際に手に取ってもらってとても嬉しかったです。
また、個人的にスタッフが立っていると、手に取ってもらいやすいのかなと感じました。
個人的な成果と反省点
・原稿書くのが、入稿ギリギリになってしまった
自分が学んでいることだったので、1週間もあれば余裕だと思っていたのですが、書き始めると思いのほか時間がかかることがわかり、1週間ずっと執筆することになったので、もっと余裕を持って執筆できたらよかったです。
・入稿の締切日は、ページ数によって違う!!!よく見よう(自戒)
ページ数が増えれば増えるほど、入稿の締切日が早くなっていきます。
原稿削るのは悲しいので、ちゃんと確認しましょう!!
結論と次のステップ
技術同人誌、みんなで書くの楽しさを知ったので、これからどんどん参加・出展していきたいなと思います!
直近だと、第十回技書博があるので、参加出展しようと思います。
https://gishohaku.dev/
今回は、早めに書き始めたい。