概要
Gitの基本操作はInit、 Change、 Staging、 Commitの4つである。
※筆者が勝手に考えた操作名称で、公式ではない。
前提
gitコマンド実行時は、バージョン管理対象のプロジェクトをカレントディレクトリに設定する。
[Init] 空のgitリポジトリを新規作成する(.gitディレクトリを新規作成する)
git init
このコマンドを実行しないとバージョン管理が開始できない。
尚、既にgitリポジトリがある場合はこのコマンドを実行しても空のgitリポジトリは作成されない。
[Change] ワーキングディレクトリでファイルの変更作業を行う
この工程ではgitコマンドは関係ない。ワーキングディレクトリ内でファイルの追加・編集・削除を行う。
[Staging] コミットしたいファイルをステージングする
git add [ファイル1] [ファイル2] ...
ワーキングディレクトリ内のファイルから、次のコミット対象に含めるファイル(複数可)を指定する。次にコミットを実行したとき、gitリポジトリに記録されるのはここで指定したファイルだけである。尚、このコマンドは次にコミットするまでに何度でも実行することができる。
内部的には、.gitの中のステージング・エリア(インデックスとも言う)という領域に次のコミット対象の情報が記録される。そのため、このコマンド操作をステージングする等と言ったりする。gitリポジトリにコミットするために必要不可欠な操作である。
※既存のプロジェックトにgitリポジトリを作成した時、プロジェクト内の全てファイルは最初に一度ステージングしておかないと、gitによるファイル管理の対象にならない。
[Commit] コミットを実行する
git commit
ステージングされたファイルをgitリポジトリに保存する。
また、コミット時のメッセージやその時点でのプロジェクト全体のファイル・ディレクトリの状態(スナップショット)など、バージョン管理に必要な情報も紐づけてgitリポジトリに記録する。このように、コミット操作時に記録される情報のことをそのまま"コミット(情報)"と言ったりする。