はじめに
皆さまはじめまして。
今年新卒でミロゴス株式会社に入社した四釜と申します。
入社後はセールスに配属、その後9月から納品チームに異動し、プロジェクトの進行〜納品までの管理に従事しています。
本記事では納品チームに所属していくつかLINE通知メッセージの進行に携わった経験から、
LINE通知メッセージの導入に向けた注意点やフローについて簡単に説明させていただきます。
LINE通知メッセージとは?
LINE通知メッセージとは、ユーザーの電話番号を指定してLINEのメッセージを送信できるサービスです。
LINE公式アカウントからユーザーへメッセージを送る際、基本的にユーザーがそのLINE公式アカウントを友だち追加している必要がありますが、
通知メッセージを利用することで、当該の公式アカウントを友だち追加していないユーザーに対してもメッセージを送信できます。
更に詳細を知りたい方は以下のLINE社公式の記事をご参照ください。
LINE通知メッセージの利用にあたり注意すること
LINE通知メッセージは友だち追加していないユーザーに対してもメッセージが送信できるため、使い方では友だち数を爆発的に伸ばすことも可能です。
しかし利用用途には以下のような制限が設けられており、利用前にLINE社による審査への通過が必須になります。
前提として、LINE通知メッセージの利用用途は、LINE社がユーザーにとって利便性が高いもの(予約完了通知・購入完了通知など)に限定されていて、営利目的や広告目的の利用は不可能です。
また、配信の利用用途やメッセージ内容、フォーマットはLINE社指定のUXガイドラインに照らし合わせて作成する必要があり、
相違がある状態で審査に出すと差し戻しが発生する可能性があります。
また、もし審査通過後にメッセージの内容を変更する場合は変更箇所について再度審査が発生いたします。
そのためメッセージの内容(利用用途・配信項目)がしっかりと決まっている状態で審査に出すことを推奨いたします。
詳細についてはLINE社が提供している「LINE通知メッセージUXガイドライン」をご参照ください。
LINE通知メッセージUXガイドライン
LINE通知メッセージ導入までのフロー
LINE通知メッセージ導入までのフローを簡単にご紹介いたします。
1.LINE公式アカウント(認証アカウント)の取得
LINE通知メッセージは認証アカウントでのみ利用できます。
そのため、未認証の場合は認証アカウント※の取得又は申請をする必要があります。
※認証アカウントについての詳細は以下のLINE社記事をご参照ください。
2.メッセージデザイン作成
UXガイドラインと照らし合わせながらメッセージ内容を決定します。
(例:利用用途・配信項目・メッセージ内の文言等)
3.UX審査
LINE社認定のパートナー企業(LINE Biz Partner)を経由して、LINE社に審査の申請を行います。
通常10営業日前後で結果が判明し、LINE社から通過可否の連絡が来ます。
4.テストアカウントへの通知メッセージ権限付与
テストアカウントにてテスト配信を実施する場合、別途テストアカウントへの通知メッセージAPI権限付与が必要になります。
5.配信ツールの設定
通知メッセージを配信するツールで設定を行います。
6.テスト配信
テスト配信を受信する方が、LINEアプリの設定上で「受信設定」が拒否になっていないか確認します。
拒否になっている場合、メッセージが届かない可能性があります。
7.本番アカウントで配信開始
まとめ
LINE通知メッセージについて説明させていただきました。
私自身、LINE通知メッセージの納品経験を通してクライアント様の理想とLINE社の掲げる制限の両方を調整しながらプロジェクトを進行する難しさを実感いたしました。
進行が難しい一方、世の中に広く浸透しているサービスの構築に携われることにやりがいがあるため、
今後更にLINE通知メッセージの納品経験を積んでいきたいと考えております。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
それではまた。