はじめに
この記事は Postman Advent Calendar 2023 のシリーズ 1、12日目の記事です。
内容はPostmanの有料プランを14日間無料にする方法、Postmanモニタリング、そしてMulti-Regionの使い方について紹介します。
Top Contributorに選ばれ、感謝の気持ちを込めて
まず、Postmanの日本上陸、おめでとうございます!イベントに参加し、Top Contributorに選ばれ、本当にありがとうございました。
背景
最近、海外対応プロジェクトにおいて、対象外国からのAPIアクセスを制限するテストが課題として浮上しました。具体的な対策として、以下の手法が考えられました。
- 対象・対象外国でCloud VMを作成し、curlコマンドを使用してAPIをテストする
- VPN接続を行い、curlコマンドを使用してAPIをテストする
しかし、これらの方法は手間がかかる上、効率的ではありませんでした。そこで、Postman Japanが定期的に開催されているワークショップ通じてMulti-Region機能を知り、利用することで問題を解決できるかもしれないと考え、実際に試してみました。
6年前の公式ブログですが、参考としては貼っておきます。
事前準備
Multi-Region機能は非常に便利ですが、注意が必要です。
Multi-Region機能は有料プランでしか利用できないものとなっています。
最初はどのプランが必要かが具体的に書かれていなかったため、問い合わせてみることにしました。結果として、BasicプランからでもMulti-Region機能を使用できることが分かりました。さらに、問い合わせないと分からない情報として、なんと14日間のトライアルがあることも教えてもらいました。詳細は 14-day Basic plan trial から確認できます。要するに、
無料プランで3人以上をチームに招待するだけで自動でトライアルが開始されるます。
クレジットカード情報の入力が不要です。これは使ってみる価値がありそうな情報ですね。
Multi-Regionの使い方
モニタリングしたいコレクションを選択 → ミートボールボタンをクリック → 「コレクションをモニター」をクリック。
「モニターの作成」画面が表示され、「リージョンの手動選択」のメニューに複数リージョンの選択できる。
「モニター名」、「環境」など他の設定が完了すれば「モニターの作成」ボタンをクリック。
こちらは、テストが実行されるまでお待ちいただくか、必要に応じて手動で操作することができることを示していますが、今回はすぐ結果がすぐ見たいので「Run」ボタンを押す。
結果
プロジェクトでは日本、アメリカ、カナダ以外からのアクセス制限されていて、各レージョンの結果見てみると仕様通りになっていること確認できました。
対象内(PASS):
対象外(FAIL):
このように、Multi-Region機能を使用することで異なる地域からのアクセス制御を効果的にテストできました。
これにより、手動で異なる国や地域からアクセスしてテストする手間を省くことができ、効率的の高いテストが可能となります。
この記事を読んで、Postmanをより効果的に利用し、Multi-Region機能を有効活用するための手順が分かれば嬉しいです。ぜひ参考にしてみてください。