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WordPress 以外を探し始めた君へ贈る Netlify CMS

Last updated at Posted at 2022-07-26

こんにちは。リケイのオコジョです。
Apple関連、Web開発やSaaSの情報を発信しています。

_prof-header-202206.png

はじめに

Netlify CMSgatsbyJekyllHugoなどの静的サイト生成フレームワークや、NextJSNuxtなどのJavaScriptフレームワークと合わせて使うことでWordPressのようなCMSを作ることができます。

WordPressの運用辛い。WordPress以外を触ってみたい。
そんな方に贈る、運用レスで軽量なCMSの紹介です。

おことわり
Netlify CMS は WordPress よりもできることが少ないです。
ですが Netlify CMS には得意なことがあります。その辺りをご紹介します。

WordPress の辛いところ

WordPressは基本的にはサーバーの管理が必要になります。
データベース管理セキュリティ対策など、どうしても運用せざるを得ない箇所が出てきてしまいます。

公平性を記すため紹介しますが、最近はshifterというWordPressから静的サイトを生成する悪魔的サービスが出てきました。
これは本当に素晴らしくWordPressの辛い箇所がかなり解決しそうです。

ですが、私たちはエンジニア。
HugoNextJSNuxtのような新しいフレームワークは触ってみたくなりますよね。
オープンソースなのですから。誰に承認をとる必要もなく、知識欲を満たせば良いのです。

Netlify CMS のご紹介

Netlify CMSは、WordPressのようにサーバやDBを持たなくても、WordPressのような文章の編集や画像の管理、投稿機能といったCMS機能をWeb UIから行うことができます。

不思議ですね。
どんな仕組みで動いているのでしょう。

Netlify CMS の仕組み

普段私たちはHTMLやJavascriptを書き、GitHubでソースコードを管理し、AWS S3やNetlifyなどにホスティングしているわけです。

image.png

Netlify CMSはGitHub上の任意のフォルダの任意のファイルをWebUIから編集、管理できるようになります。
最初にデザインの雛形を決め、WebUIから文章や画像を編集、管理します。

記事を書く人はGitHubの知識がなくてもNetlify CMSのUI操作でPull RequestやMergeなどの処理が走ります。
これは便利そうですね。

image.png

Netlify CMS もう少し具体的に

例えば以下のようなフォーマットの記事を書きたいとします。

---
title: Webページをオープンしました!
date: "2022-06-26"
eyecatch: /images/eyecatch.png
categories:
  - news
slug: "20220626"
draft: false
---

リケイのオコジョに関する最新のニュースをお届けします。
リケイのオコジョはPR記事やイラストのお仕事の依頼を受け付けております。

[お問い合わせ](/contact)のページからご連絡をお願いします。

サーバやデータベースに設定を入れる必要はなく、以下のような設定ファイルを1つ置くだけで

config.yml
backend:
  name: github
  repo: <YOUR GITHUB REPO>
  branch: main
media_folder: "static/images" # 画像を置くフォルダを指定
public_folder: "public"
publish_mode: editorial_workflow
collections:
  - name: "news"
    label: "news"
    folder: "content/news"    # markdownファイルを置くフォルダを指定
    create: true
    fields:                   # markdownで設定したい項目を書くだけ
      - {label: "Title", name: "title", widget: "string", required: true}
      - {label: "Date", name: "date", widget: "date", required: true}
      - {label: "Eyecatch", name: "eyecatch", widget: "image", required: true}
      - {label: "Categories", name: "categories", widget: "list",default: ["news"], required: true}
      - {label: "Slug", name: "slug", widget: "string", required: true}
      - {label: "Draft", name: "draft", widget: "boolean", default: true}
      - {label: "Body", name: "body", widget: "markdown"}

以下のようなWebUIが生成されます。
この画面上でSavePublishを行うとGitHubのレポジトリに対し、各CommitやPull Requestが飛びます。

netlify-cms-editor-ui.png

また以下ようなworkflow UIがあり、ドラッグアンドドロップで確認/承認のワークフローを組むことができます。

netlify-cms-workflow-ui.png

NextJSNuxtでフロントエンドを書いてみたかったけど、サーバーアプリやDBの管理は無理...という方でも簡単なWebサイトの管理ができそうですね。
これは夢が広がります。

まとめ

WordPress以外を探し始めたあなたへNetlify CMSを紹介しました。
WordPress自体もどんどん進化していくと思いますが、少し別のフレームワークを使ってみたくなった方の管理がより簡単になるNetlify CMSもぜひ試してみてください!

もし動かしてみたい!と思った方はGitHubやNetlify CMSの設定を以下の記事まとめていますのでご覧ください!

参考

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