結論
電気の正体は小さな粒の移動。移動の量が少なければ、便利なもの。
内容
「電流が流れる」「電圧がかかっている」「ワット数が高い」という言葉を日常のどこかで聞いたことがあると思います。これらは全て電気についての話です。電気は体に触れると危ないことはわかりますが、いまいちイメージがつかないことが多いのでは無いでしょうか。イメージがつかない理由として、目で見えることがほとんどないためだと思います。
電気とは「電子」と呼ばれる小さな粒が移動することになります。この粒は小麦粉の粒より小さく、2020年に世間を騒がせた新型コロナウィルスよりも小さいです。それほど小さい粒子のため、移動したかどうかは目に見えることがありません。そのため、見たことがないのです。
雷はどうでしょうか。雷は電気が原因で起こります。とても大きな音と強い光を発します。あの光は電子が大量に移動して、空気中の酸素や窒素とたくさんぶつかり、窒素や酸素が発火するため目にすることができています。実際は電気が光っているわけではありません。そのため、もし空気がない宇宙空間ですと雷は見えることができません。
もし体に電気が流れたらどうなる?
電子という小さな粒は移動して、衝突することで、エネルギーを発生させています。先ほどの例でもあった雷がわかりやすい例です。目に見えないほど小さな粒ですが、大量に集まって移動することで、光や音を作るほど爆発的なエネルギーを発生させます。そのため、人に雷が流れる(雷に打たれる)と、発火することがあります。では、乾電池のプラスとマイナスを触った時はどうでしょうか。実はその時も電気は発生していて、小さな粒は体を流れています。しかし、流れる量が小さいと、全然害がないのです。乾電池のような小さな電気であれば無害ですが、電気が少し流れることで、光を発生させる物質が世の中にあって、その原理を利用して、今皆さんがみているiPhoneやパソコンのディスプレイは光っています。