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CKAとCKADに合格したので、その過程をまとめる

Last updated at Posted at 2022-10-27

背景

CKAとCKADが必要になったので、2週間ほど準備をして受験した。
それまでの流れをまとめておくことで、今後受験する方の役に立てればと思う。

  • 受験前
  • 受験中
  • 受験後

の三つに分けて書きました。

試験そのものについて詳しく知りたい人は、

こちらの記事がお勧めです。
ただし、2022年7月から試験のプラットフォームが変わっているようでいくつか現時点(2022年10月)とルールが異なるようです。

自分のブラウザを使うわけではなく、リモートデスクトップ上のブラウザを使うのでブックマークやクリップボードの設定などは役に立たないです。
それに伴ってデュアルディスプレイも使えなくなったりしたようなので、その辺はこの記事で取り上げています。

受験前

申し込みは以下のリンクから申し込む。

右側にある青い「登録する」というボタンを押す。
image.png

この時に、クレジットカードの番号を要求される。
おそらく、VISAしか使えない。
僕は、普段AMEXとMaster cardを使っていて、どちらも使えなかったのでかなり戸惑った。

そして、購入後は、トレーニングポータルへのアクセスをすることでスケジューリングなどをすることができる。
アクセスは、右上の青い「マイトレーニングポータル」というボタンをクリックするか

image.png

https://sso.linuxfoundation.org/login/
上記のリンクにアクセスすれば良い。

ログインには、アカウントが必要で、Googleもしくは、GitHubとの連携ができるので簡単に済ませられる。

トレーニングポータルでは、以下のようにCKAとCKADが出てくるはず。

image.png

僕はすでに受験を終えてしまっているので、「View Certificate」になっているけれど、受験前は、「Resume」とか別の単語だったはず。

ここのボタンをクリックすると、詳しい設定を行うことができる。

image.png

このような画面に遷移する。

  • Agree to Global Candidate Agreement
  • Verify Name
  • Select Platform
  • Get Candidate Handbook
  • Read the important Instruction

この5つは、順に実施するだけ。

  • Schedule on Exam

ここで、試験の日程が決められる。
だから、試験の日程を決める前に先に買っちゃって問題ない。
試験の日程は、受ける直前に決められる。僕の場合は受ける日の前日に明日空いてるかな〜とみたけど空いていたので受けられた。
直前までキャンセルできるはずだけど、何時間前までできたかは覚えていない。基本的には準備ができて、明日あさってくらいに受けられそうってタイミングになってからScheduleして問題ないと思う。

  • Check System Requirements

これは、マイクやスピーカー、OSのバージョンなどを検証してくれる。
早いうちにやっておいた方がいいと思う。

後述しますが、デスク周りの環境を整えないと試験にならないと思う。
なので、普段Mac Book単体で作業している人は何かしらものを買って揃えたりする必要がありそう。

  • Start Exam

これを押すと試験が始まります。
Scheduleで予約した時間の30分前から始められます。
なので、基本的に時間の30分前に始めてください。

デスク周りについて

ちなみに、試験の時はデュアルモニターが許されない
最初はミラーリングなら別にいいのかなと思っていたが、ミラーリングでも通らなかった。
正直、マックの16インチでは、問題とターミナルとブラウザの三つを見る必要があるこの試験ではかなり厳しいことになるので、クラムシェルモードが必須だと思う。

僕は、普段はMac Bookのモニターと外部モニターでデュアルモニターにしていたけれども、それができなかったので、Real ForceのキーボードとApple Magic Mouseを使って、クラムシェルモードにして受験した。
クラムシェルモードでは、排熱と机の幅を考えると、縦置きスタンドがあると便利なのでおすすめしておく。

あと、カメラは高性能のものが必須です。
というのも、試験開始前に、身分証を確認するタイミングがあるからです。
僕はロジクールのちょっといいやつ(1080P 60FPS オートフォーカス)を使っていたので耐えましたが、Mac Bookの内カメだと多分通過しなさそう。
身分証は、免許証とマイナンバーカードとパスポートのどれかです。顔写真がついている正式な身分証が必要ですので、予め用意してください。HPにはパスポートと書いてありますが、CKAでは、免許証を CKADではマイナンバーカードを送りましたが問題なく通過した。

また、マイクとスピーカーが何かしら必要になります。System Checkで落とされるからです。僕はイヤホンをすると耳が重くて集中できないと思ったので、外付けのスピーカーを購入しました。が、スピーカーは一切使うことはありませんでしたw
というのも、試験官とのやりとりは全てチャットだったので。

また、マイクはなかったので、ロジクールのカメラについているやつを設定したらSystem Check通過したので耐えました。かなり音割れして使い物にならないんですけど、使うタイミングはないので耐えました。
ただ、試験に入るときにシステムが音が拾えているかを確認するので BlackHole とかだと詰みます。一応何かしらの音が拾えるマイクが必要です。

マイクつきのイヤホンを持っていれば全て解決です。試験中は付けておく必要はないです。向こうからのやり取りは全てチャットで来ます。

試験対策について

これについては、いろいろな人がまとめているので、今更僕が書くようなことはないと思ったので簡単に書きます。

一番重要なのは、Killer Shellという試験に付属している問題集です。

Dashboardにアクセスすれば、2回分の問題が付属しています。
リンクはこれ
https://killer.sh/dashboard

これは、絶対にやった方がいいです。
僕はこれから最初やったのですが、2時間で50%くらいしか取れず。かなり厳しいと思いました。が、実際は結構大丈夫です。

なぜかというと、
実際の試験問題はこれより遥かに設定項目が少なく簡単です。また、失点の原因はおおよそケアレスミスだったりします。
自分の中のよくあるミスをメモしておいて、それだけ気をつけるようにするのがいいかと思います。
また、本番の試験はKiller Shellに比べると比にならないほど簡単です。
なので、できたできないとか時間が足りないとかは気にしなくていいです。ただ、この問題をできるようにしてから受験すれば大丈夫です。
本番は、CKAもCKADも45分くらい余りましたし、Kubernetesに対する知識がしっかりあれば、逐一ドキュメントを探していても時間は間に合うと思います。

僕は、あとUdemyのCKAの教材をやりました。講義の内容はおおよそ知っていることが多かったので、演習の方を一通りやりました。かなり時間かかりました。
試験対策の観点では、Udemyの問題の難易度だと本番にかなり近いのでこちらを進めれば十分です。また、Udemyに載ってない問題は出ないです。UdemyとKiller Shell以外はやる必要ないので、Udemyかなり量が多いですがこれをやれば確実に合格します。

Udemyに40時間くらい、Killer Shellに10時間くらいかかったと思います。
勉強時間としては合計で50時間くらいかけました。かなりしっかり勉強して臨んだと思います。

受験中

上の画面のTake Examのボタンを押すと、変なアプリをインストールさせられます。
このアプリを起動するときに、いろいろなチェックが入ります。
カメラ、マイク、スピーカー、デュアルモニター、身分証、壁にカンペがないか、机の上に何か物が載ってないかなどをチェックします。
机の上と壁を全てカメラ越しに見せる必要があるので、カメラはある程度動かせるものの方がいいです。外付けの高画質のカメラでも、コードが短かったりするとかなりしんどくなりますので、コードが長くて動かせるようにしておくといいです。足元とかも見られます。

また、机の上のものはあらかじめどこかに動かしておいた方がよさそうです。机の上に置いてあった温度計とか水筒とかは全て手の届かないところに置いておくように言われました。
ちなみに、コップいっぱいまでの水は持ち込めるので、用意しておくといいと思います。

試験開始すると、リモートデスクトップのUbuntuに入ります。Killer Shellで起動されるものと全く同じ環境なので、僕が説明するよりKiller Shellをやった方がいいとおもいます。
コピペの動作や複数タブ開く方法なども同じなので、Killer Shellになれることは試験に慣れることです。
Udemyだけだと、コピペの仕方とかターミナルの開き方とかが違うので余計なところで苦戦するかもしれないです。
あと、基本的に操作は全体的にUdemyよりも重めなので、その点でもKiller Shellの方がリアルに近いです。本番はさらにちょっと重いような感じもしましたが、時間にゆとりはあるので焦られければ大丈夫です。

試験時間は基本的にはあまります。僕はどちらの試験も45分ほど余りましたが、
一つの問題に沼ると何分でも溶かしてしまうので、自分がよくわからない問題や、なぜPodがRunningにならないとかそういう系はFlagを立てて次の問題に進んだ方がいいです。
66%で合格するので、3つに一つはできなくてもOKです。難問は出ても8%分くらいなのでテキトーに飛ばしても合格点には余裕で届きます。
それよりも時間が足りなくなって解けない問題が出てきた時の方が失点が大きいです。
気にせず、うまくいかない時はガンガン飛ばしましょう。

受験後

受験後は特にやることはないのですが、24時間後にメールが届きます。
僕の場合は2回とも24時間と4分後に届きましたw
ここで、合否がわかります。合格している場合はPDFの証明書をもらえます。

また、Credlyに同じメアドのアカウントでログインすれば、以下のような電子証明書も手に入ります。何かとPDFより証明が便利なので、こちらもログインしておくことをお勧めします。

また、マイトレーニングポータルで点数が見れます。
一応どのくらいできたのか知りたい場合は見ておくといいと思います。
体感よりもなんとなく点数が高いような気がしないでもないです。

では、以上です。質問などあれば、コメントで教えてください!

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