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VolareAdvent Calendar 2021

Day 13

非同期に使われるPub/SubモデルのPush方式とPull方式ってどう違うの?

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SubscriptionからSubscriberへのメッセージ伝達の方法は2つ

  • Push方式
  • Pull方式

ほとんどのメッセージキューでは、メッセージの取得に、プッシュオプションおよびプルオプションの両方を利用できます。

例えば、AWSのSQSやGCPのCloud Pub/Subとかがそうですね。

こういった、メッセージング方式をPub/Sub Messaging
といいます。
参考:https://aws.amazon.com/jp/pub-sub-messaging/

Push方式

  1. PublisherがMessageをPublishします。
  2. Message QueueがPOSTリクエストをSubscriberに対して送ります。

というのが、Push方式で、SubscriberはHTTPエンドポイントを提供するのが一般的です。

Pull方式

  1. PublisherがMessageをPublishします。
  2. SubscriberがGETリクエストをSubscriptionに対して送ります。

というのが、Pull方式で、Subscriberはwokerプロセスとして、メッセージキューに対してリクエストを定期的に送るというのが一般的です。

どっちがいいの?

どちらがいいかは要件によりますが、キーワードは「時間的疎結合」だと思っています。

そもそも、非同期の処理を使っているということは、アプリケーションコードが論理的には、直接別のプロセスに依存しないようになっていると思います。

ところが、Push方式の場合は、時間的密結合になります。
Pull方式の場合は時間的疎結合になります。

時間的密結合というのは、PublisherがMessageをPublishする瞬間にSubscriberがActiveであることに依存するかどうかです。

Push方式であれば、受け取り手がいなくなり、メッセージは棄却されます。(不整合を防ぐために幾つかの工夫は可能。例えば、リトライ。または、デッドレターキューを利用する方法)
Pull方式であれば、SubscriberがActiveになった時にMessageは Consumeされるので、時間的に疎結合にすることができます。

その分、時間効率がいいのは、Push方式です。

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