はじめに
10年ほど前に購入したPCがwindows8のため、Linux化しようと試みました。その際に生じた表題のエラーの解決方法について記載します。
環境
使用したPC情報
- 実装メモリ(RAM)8.00GB
- システムの種類 64ビット オペレーティングシステム、x64 ベース プロセッサ
- UEFIモード
インストールしたLinux
- Ubuntu Desktop 22.04.2 LTS
Ubuntuをインストールした方法
今回、私が実行したUbuntuをインストールした方法について簡単に記載します。
- Ubuntuをダウンロードする
- ダウンロードサイト: https://jp.ubuntu.com/download
- Rufusというプログラムを用いてUSBメモリへダウンロードしたUbuntuをインストールする
- ダウンロードサイト: https://rufus.ie/ja/
- Portableタイプを使用しました。
- 使用するUSBメモリ内の元々あるデータは上書きされて消えてしまうとのことで、新しいUSBメモリを用意しました。
- YUMIという別のプログラムを用いることも可能でしたが、ChatGPTに聞いたらRufusの方が書き込みが早く初心者にとっても使いやすいとのことでRufusにしました。
- ダウンロードサイト: https://rufus.ie/ja/
- UbuntuをインストールしたいPCにて、作成したUbuntu起動用USBメモリから起動させる
- PCによって起動方法は異なります。
- Ubuntuのinstallアプリを起動し、インストールする
表題エラー発生時の状況
Ubuntuが9割ほどインストールされたくらいのタイミングで表題のエラーが発生しました。
grubのインストールに失敗しているようです。
その際、インストールの種類という画面で「ディスクを削除してUbuntuをインストール」を選択しておりました。
表題エラー解決策
- インストールの種類という画面で「それ以外」を選択し続けるを押下
- 既存のパーティションを全て削除
- 「空き領域」を選択し「+」をクリックすることで以下のパーティションを上から追加していく
サイズ パーティションタイプ 新しいパーティションの場所 利用方法 マウントポイント 20GB 基本パーティション この領域の始点 ext4ジャーナリングファイルシステム / メモリの2〜1.5倍 基本パーティション この領域の始点 スワップ領域 200MB 基本パーティション この領域の始点 EFIシステムパーティション 最大(出てきた数字) 基本パーティション この領域の始点 ext4ジャーナリングファイルシステム /home - インストールする
解決策の裏付け
上記のようにググってでてきた解決策の通り実行したらインストールできましたが、なぜ解決できたのか腹落ちできていないため、ChatGPTに聞いてみました。
EFIシステムパーティションを設定したことによって、インストールが成功した理由は以下の通りです。
- EFI互換システム: EFI (Extensible Firmware Interface) は、BIOSの代わりとなるファームウェアインタフェースです。EFIシステムパーティションを作成することで、コンピュータがEFI互換システムであることを認識し、それに応じたブートプロセスを実行します。
- ブートローダーの配置: EFIシステムパーティションには、EFIブートローダーやカーネルイメージなどのブートに必要なファイルが格納されます。これにより、コンピュータが起動時にEFIシステムパーティションを見つけ、そこから適切なブートローダーを読み込むことができます。
- GPTパーティションスキーム: EFIシステムパーティションは、GPT (GUID Partition Table) パーティションスキームに必要なパーティションの1つです。GPTは、MBR (Master Boot Record) に代わるパーティションスキームであり、大容量のディスクや複数のOSの管理に適しています。
したがって、EFIシステムパーティションを設定することで、EFI互換システムを正しく認識し、ブートローダーを適切に配置して起動することができます。これによって、インストールがエラーなく成功したと考えられます。
難しかったので、小学生でも分かるように解説してもらいました。
通常、コンピュータは起動する際に、特別なソフトウェア(ブートローダー)を使ってオペレーティングシステム(OS)を起動します。EFIシステムパーティションは、そのブートローダーと関連するファイルが保存される場所です。
EFIシステムパーティションを設定することで、コンピュータは正しくブートローダーを見つけて起動できるようになります。これにより、OSがちゃんと起動することができるのです。
また、EFIシステムパーティションは、大きなディスクや複数のOSを管理するための特別なディスクの仕組み(GPT)に必要です。GPTは、コンピュータのディスクを管理するためのルールのようなものです。
だから、EFIシステムパーティションを設定することで、コンピュータはちゃんと起動するための準備が整うのです。
つまり、EFIシステムパーティションを作ることで、コンピュータがちゃんと起動するようになり、インストールがエラーなく成功するようになるのです。
grub-install
コマンドはブートローダーGRUBをインストールするコマンドであり、通常ブートパーティションのあるディスク/dev/sda
にGRUBをインストールするが、今回の条件では、EFIシステムパーティションを設定することで、適切にブートローダーを配置して起動できるようになった、ということでしょうか、、、
おわりに
ひとまず無事Linux化できたので、Linuxライフを楽しもうと思います。