8
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

20卒 地方出身の情報系大学院生が就職活動を振りかえる

Last updated at Posted at 2019-12-29

まずは自己紹介

  • 20卒 情報系大学院生
  • 香川出身(地元で生まれ地元で育つ)
  • 2019年12月現在Sier中堅企業に内定
  • マイホームページ
  • twitter @qw000q

就職活動を始めたきっかけ

それは大学院1年(以下M1)の夏のときでした。その当時の私の生活は、大学行って講義を受け空いた時間に研究し、大学終わればバイトとゲームぐらいしかやっていませんでした。サークルも学士を卒業したのをきっかけに辞めてしまったし、わりと平凡で刺激のない生活を送っていました。

そして、夏休みに突入すると、講義が無くなり暇な時間ができます。その分、研究やバイトを頑張ればいいってなるんですけど、なんか非日常的なことをしたいってことで「就職活動」の一環でインターンシップに参加してみるかってなったのが就職活動を始めるきっかけでした。

M1 夏のインターンシップ

どこの企業のインターンシップを受けるかってときに、研究室の先輩のOB訪問で知った企業(以下A社)とマイナビで見つけた地元と東京に本社を構える企業(以下B社)に行くことに決めました。当時、就活の軸も全く定まっていない状態で、悩んだわけでもなくほぼ直感で決めました。

研究室の先輩のOB訪問で知ったA社のインターンシップ

大阪で開催された1Dayインターンシップでした。交通費は自己負担でした。昼からの開催だったので当日の朝に出発していきましたが、駅を降りた直後に迷子になり集合の5分前に到着というギリギリの状況でした。開催場所は駅内の通路に通じるビルの一角で、田舎者の私にとって都会の複雑な駅内の構造にとても混乱しました。

Sier企業なので参加者はスーツの人が多く(夏でも男性は背広にネクタイ)、数人私服の人もいました。私も背広にネクタイをしめスーツで行きました。会社の人事の方の雰囲気は割と硬い感じでした。

インターンシップの内容

まず簡単に会社説明会をした後、4,5人のグループに分かれ、顧客の要望からチームで話し合って、配布されたカードから顧客の要望にあったシステムの案を決定するといった内容でした。結果が点数として反映されるのでチームの順位が決まります。当然ながら、チームメンバーはみんなガチでした。私も本気で挑みましたが、ついていけないことが多く、確実に足を引っ張ってた自覚はありました。チーム内の一人が自分にイライラしていたのはとても覚えています。インターンシップを終えた後は、めちゃくちゃ疲れたし自分の無力さを痛感した1日でした。

マイナビで見つけた地元と東京に本社を構えるB社のインターンシップ

岡山で開催された1Dayインターンシップでした。交通費は企業側が負担して頂きました。こちらも午前10時からの開催で当日出発で行きましたが、

**また迷子になり企業の人に電話をして迎えに来てもらい30分ぐらい遅刻してしまいました。**遅刻原因ですが、マイナビのサイトに載っていた場所をGoogle Mapで調べて行ったのですが、どうも企業側がインターンシップ開催場所を変更していたらしく、マイナビに載っていた場所は更新されていなかったのが原因でした。それなら自分以外にも遅刻者がいて当然だったのですが、遅刻したのは7~8人中?自分1人でした。あとでインターンシップ参加者にこの件を聞いてみると、他の人も迷っていたそうだが、その人らは岡山出身でグループで来ていてどうにか開催場所に辿り着けたそうでした。

こちらもSier企業で参加者は全員スーツでしたが、夏だったので背広とネクタイは外すように推奨されクールビズ状態で参加しました。雰囲気は、社員の方がみんなとてもきさくな方で雰囲気はA社と比べると柔らかかったです。

インターンシップの内容

簡単に会社説明会をした後、昼食休憩をはさみ、昼から3~4人のグループに分かれました。内容は、顧客の要望された内容からチームで話し合い、最終的にプレゼン形式でシステムの提案を行うというものでした。チームで競い合う雰囲気はあまりなく自由度が高いグループワークでした。私はなぜかチーム内の多数決でリーダーに任命されたのですが、あまりリーダーシップを発揮できませんでした。この日も自分の無力さを痛感した一日でした。

M1 10月~12月

この期間は授業に研究に学会もあったので就職活動はほとんどしていませんでした。年明けには就職活動を再開しておこうということで、12月にとあるゲーム会社のインターンシップに応募しました。その企業は有名でありとても人気のある企業だったのでインターン応募にも選考がありましたが、無事通過しました。

あと、8月にインターンシップに参加したB社のエントリーの申し込み期間が開始されてあったので、早いうちに面接の経験を積んでおこうとB社にもエントリーしました。

自己分析

このころに自己分析を始めました。私は学生期間何を頑張ってきたのだろうと考えた結果、プログラミングとバイトでの塾講師でした。

プログラミングは、情報系の学生の中でも自分は得意であるという自信はあったし、コンテスト形式の順位のつく演習授業はめっちゃ楽しかったです(実際に最終の演習試験で40人ぐらい?中2位)。学外でのプログラミングコンテストにも参加していました(ICPC)。

バイトでの塾講師でも人に自分の知識を教える仕事は楽しかったし、大学4年の頃は家庭教師も合わせて週5で働いていました。講師リーダー第1号にも任命されました(塾が開講してまもない頃)。

そして、当時ニュースで話題になってたのが、「2020年公立小中学校プログラミング必修化」でした。このニュースを目にした私は、この業界なら自分の経験を活かせそうかもと思いました。
私の就職活動の軸が「プログラミング教育」と定まりました。

某ゲーム会社でのインターンシップ (1月)

大阪で開催された1Dayインターンシップでした。朝10時?(記憶定かでない)からの開催だったので前日入りで行きました。交通費は企業側が負担して頂き、宿泊費は自己負担でした。服装がゲーム会社なので、私服で行きました。参加者全員私服でした。当然ですね。あと今回は迷子にならなかったですし、余裕をもって30分前には行っていたので一番乗りでした。開場していませんでした笑

内容

プログラマー部門、デザイナー部門などに分かれます。私はプログラマー部門でした。これは応募の段階で決定しています。プログラマー部門の内容は、1人1台のデスクトップPCのある席に座り、簡単な説明をした後は黙々とゲームを動かしながらコーディングしていきます。あまり詳しい内容は話せないのですが、今まで参加したインターンシップの中で圧倒的にこれが楽しかったですね。ただ、参加者のレベルはめちゃくちゃ高かったです。

最後に、参加者がそれぞれ持参してきたポートフォリオを発表しあい現場のゲーム制作者の人たちに評価してもらいます。自分は以下のものを発表しました。
トレジャー迷路
meiro.jpg
まあでも他の参加された方々のポートフォリオのクオリティーの方が圧倒的に高かったですね。そして、興味本位で応募したゲーム業界へのインターンシップの経験から他の参加者のスキルの高さを目の当たりにしてゲーム業界への就職は断念します。

B社での選考 (1~2月)

B社での選考スケジュールは、
集団面接&筆記試験(in香川) => 個人面接(in香川) => 最終個人面接(in大阪)
でした。

香川にも本社を置く会社ということもあり、面接はほぼ香川で開催させて頂きました。場所が香川ということだけでもとてもやりやすかったです。初めての就活での面接でとても緊張したのですが雰囲気はめちゃくちゃ良かったですし、手ごたえもありましたね。結果的に、2月の段階で内々定を頂けました。今思えばあの雰囲気を作ってくださった面接官の方々と人事の方には感謝しかないです。

合同企業説明会 in 東京 (2月)

研究室の友人に誘われて理工系業界研究ツアーin東京に行きました。こちらは1万円の参加費で2泊3日で交通費宿泊費をセミナー主催者側が負担してくれて新幹線と高級ホテル(私のときは品川プリンスホテルだった)の予約も手配してくれるという手厚いものでした。

内容は、参加企業100社ぐらい?から事前に選択した20社ぐらいの会社説明会(40分)を連続して聞くというものです。実際に参加して思ったのは、理系企業の多種多様な企業が集まるので自分の要望通りの会社説明会だと有意義な時間を過ごせるのですが、中には希望しなかった企業の説明会も自分の時間割に入れられていることがあるのでその間はとても退屈です。

スケジュールが明けられるのであれば、行って損はしないセミナーだと思います。実際に、私はこのセミナーでいくつかの会社のエントリーを決めました。ただ、私の就活の軸である「プログラミング教育」に関わる企業というのは見つかりませんでした。

就職活動本格的にスタート (3月)

3月は一斉に企業が選考を開始する時期です。私も「プログラミング教育」に関係のある様々な企業にエントリーしました。トータルでは7社エントリーし、文系の学生と比べるととても少ないですが、自分の周りでは多い方でした。中には推薦で1社しかエントリーしないといった友人もいました(理系大学院生ではわりと珍しくない話)。また、私がエントリーした企業は大企業や有名な企業がけっこうな割合を占めていました。新卒就活生がなりがちな俗にいう「大手病」です。今までわりと順調だった私の就職活動は、ここから狂いだしります。

数々の企業での選考 (4月~ 5月)

エントリーした企業で開催される単独の会社説明会にいろいろ参加しました。エントリーした企業の選考に進むには会社説明会に参加するのが必須ですから。私が予約した会社説明会は全て交通費自己負担でした。大手の企業だと倍率も高く選考が何重にもあります。なので、香川~大阪間をバスで何往復もしました。~~都心の学生が羨ましい。~~この時期の出費はまじで半端なかったです。そして結果、お祈りされるという。推薦で応募した企業にもお祈りされました。当時の私は、大学院の理系の推薦は最強という謎の慢心がありました。今思うとこの慢心がまずかったですね。

持ち駒がゼロに (6月)

3月にエントリーした企業に全てお祈りされ、持ち駒がゼロになりました。あるのは2月に受けたB社の内々定だけです。この時点でそのB社に決めて就職活動を終わらせようとも思ったのですが、B社は、自分のやりたい「プログラミング教育」に関する事業をやっていませんでした。もう少し就職活動を続けたかったので、8月の夏のインターンシップに参加したA社にエントリーすることになります。

A社での選考 (6月~7月)

A社は、文教分野での事業を展開しているSier企業で、「プログラミング教育」に関する仕事に携われそうな企業です。しかし、実は私は今までのA社を避けて就職活動をしていました。理由は、8月に参加したインターンシップであまりいい思い出が無かったからです。でも自分のやりたいことには合致していた部分があったのでエントリーしました。

A社での選考スケジュールは、
会社説明会&筆記試験(in大阪)=> 個人面接(in大阪)=> 最終個人面接(in東京)
でした。

面接の雰囲気は、硬い感じで面接官3人対私1人で面接官と私の間に絶妙な距離感がありました。本当に昔ながらのTHE面接って感じです。人事の方もあまり笑顔がなく表情が硬かったです。結果は、最終面接まで行き無事内々定を頂けました。ただビックリしたのは、内々定の結果報告の早さです。電話での報告だったのですが、内々定の結果報告が翌日の午前中で今までの選考結果報告のなかで断トツで早かったです。

余談ですが、最終面接のときに、電車が止まっていたので東京駅から面接会場まで歩いていきました。インターンシップで遅刻した経験から、余裕をもって東京駅に到着したおかげで遅刻せずに現場に到着できました。

内定を固める (8月)

最終的に内々定を頂いたのは2社で、**偶然にもどちらもインターンシップに参加した企業でした。**もうこれ以上就職活動をする気力はなかったので(金銭面でも限界)、内々定を頂いたA社とB社の2択で迷った結果、A社に決めました。理由は、A社はまず文教分野(プログラミング教育)で事業を展開している点と福利厚生でした。B社にお断りの連絡をしたときはとても心が痛かったです。

まとめ

  • エントリーした企業7社その中で内々定2社
  • 内々定を頂いた2社はいずれもインターンシップ参加経験あり
  • 地方の学生は、都心の学生に比べて金銭面的にも距離的にも圧倒的不利
  • 遠方から来る場合は前もって計画をして遅刻しないように余裕をもって現地に到着する

さいごに

私の就職活動を振り返って経験したことをアウトプットしたいと思いこの記事を書きました。21卒以降のこれから就職活動をする学生1人でも多く読んで頂ければ幸いです。思いつくままに書き連ねていったので文章がまとまっていない箇所もあると思います。

自分の就活体験記をより良いものにしていきたいので、今後もこの記事は編集していこうかなとも考えております。

8
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
8
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?