はじめに
この記事はニッチな需要でレガシーOSを弄るお話です。
もしこの記事があなた様のお役に立ちましたらLGTMとコメントをください。質問も答えられる範囲で受け付けます。
最近のMacでは再現できませんので大人しくあきらめてください。
##自己~~(事故)紹介る~~た三年生です。
N高等学校に在学してい
普段はPythonとRustをやっています。
2021年4月付で金沢工業大学に進学させていただきました.
##ちょっとした説明
MacはEFIを採用しながらも2006~20091までのMacはUEFIとの互換性はマトモにないです。2 3
##MBRで動かすことになったきっかけ
手元に余ったMacBook Air 2011 Mid 11インチがありWindows84とOS X 10.7をデュアルブートするBootCampを使用するとハイブリッドMBRを使用することになりますが5ハイブリッドMBRはパーテーションを操作した暁6にはWindowsが起動不可になります。そのためMacをMBRのみで動作させたいと考えました。
##参考文献を読み漁る
まずは前提知識が何もないためUEFI Mac
とか雑に関連ワードを入れて検索しましょう。7
Arch LinuxのWikiはArch以外LinuxやWindowsの情報を載せてることがよくあります。デュアルブート関連の情報はここも参考にするといいでしょう。
##見つけたサイト
UEFI Advent Calendar 2014の9日目から有能な記事を見つけました。MBPのApple EFIが自動的に認識するブートEFIファイルについてです。
##得た知識
上にあげたサイトを引用させていただきます。
####Startup Managerに表示される条件
######Startup Managerにエントリが表示される条件は、内蔵SSD・USBメモリ・SDカードを問わず、以下の条件を満たすファイルが存在することです。
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HFS+またはvfatでフォーマットされたパーティション上に存在する。これらはApple EFIが読み込めるファイルシステムです。
パーティションIDは問いません。vfatでフォーマットされたEFI System PartitionやHFS+でフォーマットされたApple Bootはもとより、HFS+でフォーマットされたMicrosoft Basic DataやvfatでフォーマットされたLinux Swapでも大丈夫です。 -
パーティションテーブルはGPT、MBRパーティションテーブルのいずれでも可です。
#####上記ファイルシステム上の、以下のパスにEFI実行ファイルが置かれている。
- a. 対象がファイルシステムがHFS+の場合のみ、"blessed"ファイル。HFS+のメタデータ上で起動用とマークされたファイルのことです。OS Xのbless(8)コマンドのFolder Mode、Linuxのmactel-bootのhfs-blessコマンドで指定できます。
- b. OS Xブートファイルのデフォルトパス、/System/Library/CoreServices/boot.efi。ファイルシステムはvfat、HFS+のどちらでも可。
- c. EFIブートファイルのデフォルトパス、/efi/boot/bootx64.efi。ファイルシステムはvfat、HFS+のどちらでも可。
##ここからどうするか
- Mac OS Xでは新規にインストールする際GPTが必要なのでそれでインストールを行う。
- Time machineでバックアップを行う。8
- そして復元パーテーションを使用して起動する(ただしこの際内蔵から起動するとMBRにできないので注意)
- そしてディスクを完全に削除し、MBRでフォーマットした後Time machineでリストアしたら画像のようになる。9
##その後
パーテーションを分けるなりしてBIOS方式で起動しWindowsを入れるなりしましょう。Mac単体で使うならこんな事しなくていい。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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そりゃEFI32/EFI64やぞ、UEFIと互換性があるわけがない。 ↩
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Windowsがマトモに動くUEFIとの互換性持たせたのは2013(Late)~からのMacだったと記憶。具体的にはHaswellから。 ↩
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Windows Embedded 8.1 Industry Pro(ニッチすぎる)がMicrosoft Azure for Studentの偉大なる力によってライセンスキーとISOが手元に生えてきた。学生の身分に感謝しながら使い倒していこう。もう使えなくなったけど. ↩
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知人のMacBook Pro 2015 Retina 13インチを代理で構成する際macOS10.12のBootCampを使用したのですがその際ハイブリッドMBRを使用してインストールしたので思わず台パンしかけました。勘弁してくれ。ちなみに10.13~だとUEFIを使用してインストールします。 ↩
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パーテーション弄るなよオイ ↩
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Googleしか勝たん ↩
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Mac Proとかあるならddコマンドぶっ放しても問題ない気がするが私はチキンなので... ↩
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time machineは緩すぎて普通にMBRにリストアできちゃうので大問題.ただし10.10あたりで対策されていると思う. ↩