＠Stateの$についてのメモ

一応SwiftUIのtutorialとか見てみたけれど"$"とかなんなんだよってなったので調べた。

Stateとは

SwiftUIでViewが変数を監視するために使用する。
Stateの値にアクセスするためには使用する前に"$"をつけなければならない。また、値の変更は宣言したviewのbodyの中でしか行うことができないため、実質privateになっている。
この値が変更されるとview側はbodyの値を必要に応じて再計算し直す。またその逆で、view側になにかstateの変数の値を変化させる操作があった際にstateの変数の中身も変更される。

import SwiftUI

struct ContentView: View {
    @State var textData: String = "" // これ。
    
    var body: some View {

        var body: some View {
        VStack {
            TextField("to variable", text: $textData, onCommit: {
            // "text: $textData"でバインディングをしている。
            // TextFieldの内容が変更されるとtextDataの中身も変更される。(viewからstateを変更する例)
                print(self.textData)
            })
            
            Button("reset textfield") {
            // ボタンが押されるとtextDataが""になり、TextFieldも空になる(stateからviewを変更する例)
                self.textData = ""
            }
        }
    }
}

一応SwiftUIのtutorialやってみたけどprefixの"$"とかなんなんだよってなったので調べた。

$とは

この$をつけると、StateはBindingという別の型を作成するらしい。
documentationのStateのページでは以下のように言われている。

You can get a binding from a state with the binding property, or by using the $ prefix operator.

ではこのbindingとは一体何なんだという話になるが、view側はstateの変数を直接弄っているのではなく、このbindingを介してstateの変数を弄っているみたい。
documentationのbindingのページでは以下のように言われている。

Use a binding to create a two-way connection between a view and its underlying model. For example, you can create a binding between a Toggle and a Bool property of a State.

実際先の例で$を外してみると「wrapperであるBindingを使えや」みたいなエラーが出てくる。

参考サイト

state and data flow(apple)
Bindingとは(apple)
Stateとは(apple)