※勉強会に参加してメモを纏めたものです。
間違いや補足がありましたらご指摘お願いします。
概要
どれくらい流行っているのか
関心度的には幻滅期に入っている。(メインストリームになるには5年くらいかな)
・ブロックチェーン1.0
通貨として
・ブロックチェーン2.0
インフラ技術として
インパクトの大きさ
よく言われているのが、インターネットと同等のインパクトがある。
ただ大きく違う点として、
・インターネット:技術→ビジネス
・ブロックチェーン:ビジネス→技術
という流れになっている。
発展と歴史
Satoshi Nakamoto
2008年に論文出して、そのままビジネス化。
・ビットコイン発明者=ブロックチェーンの生みの親
・日系人男性?(国籍不明)
・37歳
・非中央集権の社会を望み、政府・行政に不信感をきっかけにビットコインを発明
と考えられている。
genesisブロック
一番最初のブロック。
ブロックの内容
2009/1/3のイギリスのTimes紙の記事の見出し
「英の財務大臣が二度目の銀行救済の瀬戸際にいる」
意味:経済の危機に政府の介入を良しとしないのでビットコインを作ったという意志の現れではないか
特徴
そもそも、ブロックチェーンとは情報記録システム(台帳・データベース)である。
ビットコインが有名だが実践している「ソリューション」の一つである。
改竄が難しい
ブロックチェーンの仕組み
トランザクション情報を含んだブロックが連なったもの。
重要なのはナンス値。(マイナーが適当に入れた値)
そのハッシュ値を導き出す。
補足:前のブロックのハッシュ値を「ダイジェスト」という。
マイニング
ブロックの中にナンス値(適当な値)を打ち込み、ハッシュ関数を使ってハッシュ値を求めること。
ハッシュ値が正当でなければブロックが生成されずやり直しを繰り返す。
正当なハッシュ値ができればブロック化される。
どれだけ難しいのか
ハッシュレート(1秒間にどれくらいマイニングされているか)
ビットコインの場合は秒間2500京程度(投稿時点)
参考:https://blockchain.info/ja/charts/hash-rate
そこから10分間で正当なハッシュ値が出るようにプログラムが組まれている。
なので、ハッシュレートが高ければ難易度が高くなる。
改めて改竄できない仕組みとは
一つの取引を改竄しようとすると次のブロックのナンス値が変わってしまう。
一回改竄するとマイニングをやり直しになる上に、次のブロックがどんどん変わってしまう。
非中央集権型
ブロックチェーンのネットワーク(P2P)
第三者機関が情報を管理し信頼性を担保しているが、サーバーダウンする可能性がある。
↓ 移行中
全員が情報を管理し、信頼性を担保する。
各ノード(node)がデータを保持している状態。
そのためnodeが増えるにつれ同期などの時間がどんどん掛かってしまう。(デメリットでもある)
誰かが新しいブロックを生成した場合、各ノードが全員で検証する。
メリットとしては
・一つのノードが潰れても他のノードがあるのでリスクを分散できる
・一つのノードに誤りがあると他のノードが指摘できる(コンセンサスアルゴリズム)
フォーク(分岐)
ノードが同時に同じナンス値が見つけ、チェーンが枝分かれすること。
↓
枝分かれした場合は先に5つのブロックを続ければ正になる。
もう片方は正にブロックに乗り換え直す。(それまでの分はゴミになる)
故意的なフォーク
自然的なフォークは稀で、ソフトウエアの仕様変更、不具合修正、機能向上したいときにやる
↓ 非中央集権型の場合の決定権は誰にある?
賛成派と否定派で争う
現在はフォークバブルであり今年だけでも500以上はフォークする予定。
http://mapofcoins.com/bitcoin
コンセンサスアルゴリズム
スマートコントラクト(自動で契約)を実現するためのシステム。
PoW(Ploof of Stake)
仕事量による合意形成:最も早く正しいナンス求めたノードが正しい
ビットコインなどが採用している。
PoS(Ploof of Stake)
所有量による合意形成:最も多いコイン年数のノードが正しい
イーサリアム(プログラムが組み込まれたブロックチェーン)
が実証中。
PoI (Ploof of Importance)
重要度による合意形成:コインの保有数と取引の頻度で分配する。
Nemが採用している。
参考:https://www.newscrypto.jp/articles/2612
まとめ
・改竄されず安全
・非中央集権であるため、信頼性が高い
・P2Pのためコストが低い
・スマートコントラクトができるのが良い
ブロックチェーン最大の発明
複数のステークホルダがいる中で、特定の誰かを信頼することをなくデータの移動などができる。
関連の情報収集先
人物
・Vitalik Buterin(イーサリアムの人)
・Bobby Lee(BTCCの人)
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