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JavaScript 押さえておきたい用語集

Last updated at Posted at 2023-09-16

JavaScriptとは、ウェブブラウザやサーバーサイドで動作するスクリプト言語の一つです。最初はブラウザ上での動的なインタラクションを提供するために生まれましたが、現在ではNode.jsといったサーバーサイドの技術にも広く使用されています。JavaScriptはプロトタイプベースのオブジェクト指向言語で、関数型プログラミングの要素も持っています。

以下、用語の解説です。

オブジェクト (Object)

オブジェクトとは、キーと値のペアの集合です。JavaScriptでは、オブジェクトは非常に柔軟で、動的にプロパティやメソッドを追加、削除することができます。

const person = {
  name: 'Taro',
  age: 25,
  greet: function() {
    console.log('Hello, my name is ' + this.name);
  }
};

プロパティ (Property)

オブジェクトに関連付けられた値や関数を指します。上記の例でいうと、nameとageはpersonオブジェクトのプロパティです。

コンストラクタ (Constructor)

コンストラクタは、新しいオブジェクトのインスタンスを生成するための特別なメソッドです。JavaScriptでは、関数をコンストラクタとして使用することができます。

function Person(name, age) {
  this.name = name;
  this.age = age;
}

const taro = new Person('Taro', 25);

関数 (Function)

JavaScriptでの関数は第一級オブジェクトです。つまり、関数は変数に代入されたり、他の関数の引数や戻り値として使用されることができます。

function greet(name) {
  return 'Hello, ' + name + '!';
}

クロージャ (Closure)

関数が定義されたスコープの変数にアクセスする能力を持つ関数を指します。この概念は、プライベート変数やファクトリ関数の実装に役立ちます。

function createCounter() {
  let count = 0;
  return function() {
    count++;
    return count;
  };
}

プロトタイプ (Prototype)

JavaScriptはプロトタイプベースのオブジェクト指向プログラム言語であり、オブジェクトはプロトタイプから継承されるメソッドやプロパティを持ちます。

function Dog(name) {
  this.name = name;
}

Dog.prototype.bark = function() {
  console.log(this.name + ' says woof');
};

非同期処理 (Asynchronous)

JavaScriptはシングルスレッドで動作するため、非同期処理は特に重要です。Promiseやasync/awaitといった概念を使用して非同期処理を扱うことができます。

function fetchData() {
  return new Promise((resolve, reject) => {
    // 仮の非同期処理
    setTimeout(() => {
      resolve('Data fetched!');
    }, 1000);
  });
}

fetchData().then(data => console.log(data));

this

thisはJavaScriptの特殊なキーワードで、現在の実行コンテキストやオブジェクトを指します。関数やメソッドの中でのthisの値は、その関数がどのように呼び出されるかによって変わることがあります。

モジュールシステム

JavaScriptでは、コードをモジュール化して再利用性やメンテナンス性を向上させることができます。importやexportを使ってモジュールを分割・統合することが可能です。

まとめ

これらはJavaScriptの基本的な概念や特徴の一部です。実際のプロジェクトや学習の過程で、さまざまなライブラリやフレームワークとともにこれらの概念を深く理解していくことが重要です。

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