TL;DR
エンジニアリングマネージャー(以下EM)の悩み
- EMとして働いていると、いろいろな悩みを抱える
- そのうち悩みを抱えやすいのは、ヒト・モノ・カネのうち ヒト
- EMとしてメンバーとどう接すればいいのか
- パフォーマンスを発揮できないメンバーをどう支援するのか
- 人事評価や給与査定はどうあるべきか
- 等
- 相談や自己解決も多いが、体系的にヒトについて学ぶために、どういう手段があるか?
- 読書
- そのうち悩みを抱えやすいのは、ヒト・モノ・カネのうち ヒト
EM関連の書籍
- エンジニアは、学びをエンジニア領域内に求めがち
- EMとしてのあり方について学ぶ本なら、このあたり
- エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド
-
エンジニアリングマネージャーのしごと ―チームが必要とするマネージャーになる方法
- 良書ではあるが、どちらも海外著書の翻訳オライリー本
- ジョブ型雇用の色が強く、日本のメンバーシップ型雇用と相容れない表現も多い
-
ITエンジニア採用とマネジメントのすべて 「採用・定着・活躍」のポイントと内製化への道筋が1冊でわかる
- コロナ禍を経て変化した日本のIT業界を知れる良書
- ただし、マネジメントの基礎知識を学ぶ本ではない印象
そもそもこの悩みや必要な知識は、EMに限らない
- そこで今日紹介したい本
-
図解 人材マネジメント入門 人事の基礎をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ
- 人材マネジメントについて、図解で計100個ポイントが書かれている
章立て
- Chapter 1. 人材マネジメント
- Chapter 2. 人事評価
- Chapter 3. 賃金・退職金(外的報酬)
- Chapter 4. 働きがい(内的報酬)
- Chapter 5. 等級
- Chapter 6. 採用
- Chapter 7. 異動・代謝
- Chapter 8. 人材開発
- Chapter 9. 組織開発
- Chapter 10. 働く人
100のツボ一部ピックアップ
-
- マネジメントとは何か?
-
- マネジャーはどのような役割を果たすべきか?
-
- 人事評価に公平感をもたらすために重要なことは?
-
- 賃金に納得してもらうために必要なことは?
-
- やりがいのある仕事のために必要なことは?
-
- 役割等級とは何か?
-
- 面接を行ううえでのポイントは?
-
- どんな性格の人が管理職に選ばれやすいのか?
-
- 人材開発とは何か?
-
- 組織を活性化させるには?
-
- プロフェッショナルとは何か?
こういったものが100項目、見開きで片側文章・片側図解でわかりやすく説明されている
最後に
- いちWeb系エンジニアである前にいちビジネスパーソンであるように、
- いちエンジニアリングマネージャーである前にいちマネージャーである
- となると、EMに必要な知識だけ集めるだけでは不足
- マネジメントとは?マネージャーとは?をまずは学ぶ
- そのためにこの本は強く推奨したい