クラウドワークス Advent Calendar 2023 の18日目の記事です。
はじめまして、「クラウドログ」でエンジニアをしています武田です。
今回は開発合宿で行った「組織変更シミュレーションのワークショップ」について、簡単な紹介と感想を共有してみたいと思います。
はじめに
クラウドログでは半年に1回くらいの頻度で開発合宿を開催しています。
その中の取り組みとして、開発組織の方針や課題に関するワークショップを実施したいと考えていたところ、「もっと開発組織全体を意識して行動を促す方法はないだろうか?」と思い、「組織変更シミュレーションのワークショップ」を実施することにしました。
意外と楽しみつつも、属人化や組織課題について洗い出せる効果があるのでは?と感じたため、記事にしてみることにしました。
ぜひ読んで欲しい方
- 開発組織全体の課題に対して向き合ってる方
- 良さそうなワークショップを探している方
- クラウドワークス、クラウドログに興味を持っている方
なぜ、組織変更シュミレーションをやったのか?
「もっと開発組織全体を意識して行動を促す方法はないだろうか?」という考えをベースに、下記のようなブレインストーミングから「組織拡大のシミュレーションワークショップ」の実施へたどり着きました。
- 開発組織全体を意識して行動して欲しいと思うのは、自分が開発組織全体について考える機会があるからではないか?
- メンバーレベルで開発組織全体を意識する機会が少ない?
- 開発組織全体を意識するようなきっかけがあれば、意識しやすくなる?
- きっかけがないなら、いっそシミュレーションできっかけを作れば面白いのでは?
組織変更シミュレーションをワークショップとしてやってみよう!
ということで、組織変更シミュレーションのワークショップを実施してみました。
組織変更シミュレーションのワークショップの内容
このような内容で40分程度のワークショップを実施します。
<問題>
* 今後開発組織が拡大していった時のことをイメージして組織体制を考えてください。
* あなたに組織変更の権限がある前提で考えてください。
<前提条件>
* 新しいサービスを立ち上げることになりました。
* 現在のチームに加えて、新しいサービスのチームを立ち上げる必要があります。
* 4名新しいメンバーが増えます。(マネジメント経験なし、若手)
<ゴール>
* 既存・新サービスの組織図
* 組織拡大に伴って生じる課題
* 上記に対しての解決策
このワークショップは組織変更と向き合い、現在の組織課題や懸念をディスカッションすることがゴールです。
特に下記のような課題や懸念が発生することを期待しています。
- 人の異動により発生する属人化問題
- マネジメントできるメンバーの配置問題
- 新しいサービスを軌道に乗せるための人員リソース問題
このような課題・懸念は現在の組織における潜在的なものであり、上手く運用できているチーム程現れないものなので、このワークショップを実施することで洗い出すことができます。
組織変更シミュレーションのワークショップのやってみた感想
3つのチームで実施しましたが、各チーム毎にフォーカスする課題や懸念が異なり、熱いディスカッションが行われていました。
また、組織変更シミュレーションという普段やらないワークショップを楽しめたという声や、潜在的な属人化や組織課題を実感できたという声もありました。
(中には新チームは私が率いるんだ!と熱くなっていたメンバーも・・・w)
まとめ
機会がなければ作ればいいじゃない!という発想から、まだまだやり方に粗はありますが組織変更に対する考え方をチームで検討するというワークショップの実施ができました。
今後も組織課題をチーム内で洗い出し、同じ方向を向けるようなワークショップを実施していきたいと考えています。
今年もお疲れ様でした!