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『Re:ゼロから始める二次元美少女生活』

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20211005_miyuki02.png

どうも、バーチャルエンジニアみゆみゆこと
ファンタジスタ☆みゆきです。

突然ですが、生まれ変わったら二次元美少女になりたい人は多いんではないでしょうか?
私も例に漏れずその一人で、早く三次元から解脱して二次元美少女に生まれ変わりたいと日々強く思っています。

じゃあ、いつ生まれ変わるのか?

「今でしょ! 今しかないでしょう!」

ということで、今回は三次元男子だった私が無事二次元美少女に転生するまでのお話しをしていきたいと思います。

TL;DR

  • 二次元美少女をVRoidでモデリングして、clusterで自撮りするまでのお話です
  • ペンタブやフォトショを用いたデザインスキル、不要です
  • Unity, blenderを用いたモデリングスキル、不要です
  • お高いんでしょ? 無料です(課金しなければ)

インストール

pixiv社が開発するアバターモデリングソフトのVRoid Studioを利用するのでこちらからインストールしていきます。
steamからでもwinでもmacでも良いです。

インストールが完了すればさっそくVRoid Studioを起動していきましょう!

起動するとサンプルアバターを選択できるので、今回は一番完成イメージに近いサンプルDのダークエルフ風のアバターを改造していきます。

modeling01.png

デフォルトでは以下のアバターが表示されます。このままでも可愛いんですがいろいろいじっていきましょう。

modeling02.png

顔編集

さっそく顔から編集していきたいと思います。
その前に基本動作を以下に示します。最低限このマウス操作ができればモデリングできると思います。

動作 コマンド
拡大・縮小 マウススクロール
アバターの移動 マウスホイールをクリックしながら移動
角度調節 右クリック

さて、拡大すると現在お顔はこんな感じです。

modeling03.png

エルフじゃないので、耳を調整したいですね。
あとは目を肌が白すぎるので黄色人種くらいの肌色に整えていきます。

modeling04.png

耳はデザインタブから縮小することができました。一気に人間っぽくなりましたね。

では、アイラインやまつげや眉毛、肌色を変更していきたいのですが、これらの変更はテクスチャタブから行います。

modeling05.png

ただ、これらを自力で変更しようとすると激ムズなので他のサンプルアバターからテクスチャを流用しましょう。
では、いったんファイルタブからデータを保存して終了します。

次に、もう一度VRoid Studioを起動して今度は「HairSample_Female」のサンプルアバターを選択して、先程のように顔編集のテクスチャタブを押下します。

目元はナチュラルに仕上げていきたいのでアイラインの画像を流用していきます。以下のようにデフォルト画像から右クリック「エクスポート」でテクスチャ画像が保存できるので保存します。

modeling06.png

ダークエルフのテクスチャは全体的にケバいので口、まつげ、眉毛、肌のテクスチャもエクスポートしていきます。

それでは、いったん終了して、先ほどのアバターで起動し直します。そして、顔編集のテクスチャタブから口、アイライン、まつげ、眉毛、肌のデフォルト画像を先ほどエクスポートしたものでインポートしていきます。

before, after画像を以下に貼っておきます。

modeling05.png

modeling07.png

コスプレ後の一般女性みたいになりましたね。
アイライン死ぬほど厚塗りしてたので、一気にすっきりしましたね。ファンデも一気に落とした感じww
あと、チークだけ塗っておきました(ファンデ落としてチーク塗るって変な話ですが)。チークは右のブラシプロパティから良い感じに塗れます。
私はピンクが好きなので色はピンク系にしました。

では、アイラインやまつげ、眉がところどころ白いので黒く塗っていきます。

それぞれの項目の基本色、かげ色を調整していきます。
アイラインも少しピンクを差しています。

16進数表記すると以下のように設定しました。
今回は基本色もかげ色も同じにしています。

部位 16進数カラー
アイライン #664052
まつげ #4C3540
眉毛 #A69A76

modeling08.png

これで顔編集はだいたい完成です!
だいぶ可愛くなってきましたね!!

髪型編集

次に、髪型を編集していきます。

私は銀髪ヒロインが一番好きなのですが、今回は私自身(?)をモデリングしたいので髪は金髪にしていきたいと思います。

髪型編集タブのテクスチャからヘアーの基本色、かげ色を変更します。

私は以下のように変更しました。

項目 16進数カラー
基本色 #FCEB45
かげ色 #5A5E40

modeling09.png

こんな感じになりました。
結構似合ってません??
リアルで金髪にしようとするとブリーチしないといけないですし、髪めっちゃ痛むんですがバーチャルだと一瞬でイメチェンできて良いですね~

では次に、私は髪はロングが好きで美少女に生まれ変わったら絶対ロングにしようと誓っているので、髪をロングにしていきます。

髪型編集のデザインタブからプロシージャルグループを選択します。プロシージャルグループというのは髪の毛の束のことですね。後ろ髪や横髪を一括で編集する時に便利です。

modeling10.png

うなじめっちゃテンション上がりますね。
個人的にはうなじが見えるのもロングの特権だと思っています。ボブやセミロングはあんまり髪を括らないので。

では、髪の毛を伸ばしていきます。
リアルだとボブから胸くらいまで髪を伸ばそうとすると1年以上かかるのですがバーチャルだと一瞬です。羨ましい。

modeling11.png

こんな感じで髪に設定されている緑色の点を伸ばしていきます。
また、左右対称に設定したい場合はあらかじめ右上のミラーリングボタンを押しておいてくださいね。

あと毛先ですね。
ぱっつんになっているのでナチュラルにします。

modeling12.png

ヘアーパラメータの形状を一度ぱっつんにしてふんわりに戻すとナチュラルになります。

最後にデフォルトでは髪飾りがついていたのですが今回は消しておきます。テクスチャから画像を右クリック、非表示に設定すれば消えます。

modeling13.png

これで髪は終了です!
だいぶイメージ変わりましたね☆

体型編集

ここは正直好みです。
生まれ変わったら長身が良ければ長身にして、巨乳が良ければ巨乳にすれば良いと思います。

私は低身長・貧乳・スレンダーにします。
異論は認めます。

衣装編集

衣装もこれこそ好みですよね。
デフォルトのままでも良いのですが今回はBoothでショッピングして気に入ったものを着ていきます。
@mizol_1さんがキュートなワンピースをなんと無償で公開されていたので、今回はこれを着ていきます!

ワンピースは衣装テクスチャからインポート可能です。

modeling14.png

とてもキュートですね!

撮影・エクスポート

さて、ではモデルの撮影・保存をしてVRoidを終えましょう。
撮影では表情やポーズ、背景を好きなように変更することが可能です。ここからは趣味の世界なので、どうぞ存分にお浸りください。

modeling15.png

こちらカフェで恋愛相談に乗ってくれる女友達風カットでございます。

「ていうか、それ脈ナシじゃん?」

気を取り直してモデルをエクスポートしましょう。
VRプラットフォームで有名なのは日本ではcluster、世界ではVRChatかと思いますが、今回はclusterの規格に合うようにエクスポートしていきます。

項目 上限
ファイルサイズ 25MB
ポリゴン数 32000
マテリアル数 8
ボーン数 128

modeling16.png

ポリゴンとマテリアルについては上図のように削減します。ボーンは髪型編集の揺れものから設定できます。
今回はボーングループ数を8にしてボーングループを自動生成を押します。

modeling17.png

これで完成です!
もう一度エクスポートタブからエクスポートすると、vrmという拡張子でモデリングデータのファイルが出力されます。

clusterに遊びに行く

clusterでアカウントを作成後、先ほどのvrmファイルをアップロードすればすぐに様々なバーチャルワールドに遊びに行けます!

最後に、ワールドにお出かけして自撮りした写真を載せておきます。

SteamCity for cluster

20211005_SteamCity.png

ヨーロピアンな建物と夕日が綺麗な場所でした♪

【バーチャル東大】赤門エリア

20211005_Toudai.png

clusterはバーチャル渋谷を筆頭にいろんな大学の校舎とかのリアルを模したアセットがたくさん用意されています。
VRは建設業でも有望視されていますので、現地見学系の多くは今後バーチャルにシフトしていくんでしょうね。

おわりに

ミスiDという多様な女の子を発掘するオーディションをご存知でしょうか?
このオーディションには実に多様なバックグラウンドを持つ女の子が応募するのですが、ついに2021年グランプリにてVR女子の藤林檎ちゃんがノミネートされていました。
脱身体論というほどではないですが、人類はもっと脱身体的な境地に達しても良いと思うのです。

それでは皆さん、良きバーチャルライフを🎉🌟🌟

参考

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