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Google の Notebook LM を使って自分のキャリアや活動を紹介するポッドキャストを生成してみる

Last updated at Posted at 2025-05-06

はじめに

Google の NotebookLM を使って、自分のキャリアや活動を紹介するポッドキャストを生成してみます。今回は、社内インタビューやnote.com に書いた記事など5つのURLを指定して、ポッドキャストを生成してみました。

参考情報

NotebookLM とは

NotebookLM は、アップロードした資料を分析し、要約や説明、質問応答など、様々な形で情報を整理・理解を深めるのを支援するツールです。手元のメモや資料をアップロードするだけで、AI が自動で要約や情報の整理を行ってくれます。2025年4月29日、50以上の言語に対応した Audio Overviews が発表されました。アップロードした資料や指定したURLをもとに、生成AIが男女2人の音声でポッドキャストを生成してくれます。
何度かポッドキャストの生成を試しましたが、漢字の読み間違いや固有名詞の読み間違いが多い印象でした。漢字の読み間違いは、曖昧な発声もあってぼんやり聴いているとさほど気にならないものでした。しかし、固有名詞とくに人名の間違いは、そのまま聞いているとちょっと違和感があります。

ポッドキャストの生成

実際にNotebookLM を使って、自分のキャリアや活動を紹介するポッドキャストを生成してみます。手順は以下のとおりです。

  1. NotebookLM にアクセスします
  2. 「+ 新規作成」ボタンをクリックして、自分のメモや資料をアップロードします。
  3. 必要に応じてAIが焦点を当てるべきことを指定します。
  4. ポッドキャストの生成を開始します。

NotebookLM のトップページの「+ 新規作成」ボタンをクリックして、ポッドキャストの生成を開始します。

「+ 新規作成」ボタンをクリック

新規作成ボタンをクリックすると、ソースを追加する画面が表示されます。下段中央のリンク欄にあるウェブサイトをクリックし、URLを入力します。

ソースを追加する画面

続いて、画面左上にある+ 追加ボタンをクリックして、2件目以降の追加を行います。ソースを追加すると、このように左側の列にソースの一覧が表示されます。

2件目以降の追加

今回追加したURLは以下の5つです。

固有名詞の読み間違い対策

先に書いたように、NotebookLM は固有名詞(人名)の読み間違いが発生します。何度か生成を繰り返しましたが、僕の例ではどうしても山崎 毅 (やまさき つよし)を「やまさき たけし」と読んでしまいます。この読み間違いを防ぐために「メモ」機能を使って読み方を指示するプロンプトを書いてみましたが、冒頭では正しく読んでも後半で間違えるなどあまり効果はないようです。そこで、「カスタマイズ」機能を使って、以下のように指示を追加してみました。カスタマイズ機能は、AI ホストが焦点を当てるべきことについての指示を追加する機能です。

追加した指示:

名前は山崎 毅 (やまさき つよし) と読んでください。決して やまさき たけし とは読んではいけません。

この指示を追加したところ、「お名前は、やまさき つよしさん。たけしではないそうです。間違えられることが多いのでしょうか。」という会話が展開され、期待したものではありませんでした。

そこで、次に以下のような指示を追加してみました。

ヌーラボのエンジニアやまさき つよし 氏のキャリアと活動に焦点を当てる

カスタマイズ機能で焦点を当てるポイントを指定

この指示を追加したところ、山崎 毅 (やまさき つよし) 氏のキャリアと活動に焦点を当てたポッドキャストが生成されました。「生成」ボタンをクリックすると、ポッドキャストが生成されます。生成が完了すると右側の列に再生ボタンが表示され、ポッドキャストを再生することができます。音声は wav 形式でダウンロードできます。

ポッドキャストの生成が完了

完成したポッドキャスト

完成したポッドキャストはこちらです。およそ6分から9分ほどの長さのものが生成されるようです。ソースの内容に従って男女の会話が会話が交わされ、最後にリスナーへの問いかけで結ぶのが定型のようです。

「カスタマイズ」機能が効いたのか偶然かは分かりませんが、名前の読み間違いは発生しませんでした。社名のイントネーションや固有名詞の読み方に不安定なところがありますが、全体的には自然な会話が交さています。

このような一枚絵をGrokで生成して、ポッドキャストの音声と合成しました。
ポッドキャストの再生

一枚絵と音声の合成は、以下の記事を参考にffmpegコマンドで生成しました。

ffmpeg \
    -loop 1 \
    -r 30000/1001 \
    -i image.jpg -i input.wav \
    -vcodec libx264 \
    -acodec aac -strict experimental -ab 320k -ac 2 -ar 48000 \
    -pix_fmt yuv420p \
    -shortest \
    output.mp4

まとめ

NotebookLM は、アップロードした資料や指定したURLをもとに、生成AIが男女2人の音声でポッドキャストを生成してくれます。音声は wav 形式でダウンロードできます。現状の仕様では、固有名詞の読み方やイントネーションの調整はできません。その点を除いても、自然な会話が交さているポッドキャストを生成できるのは驚きでした。
自分のキャリアや活動を紹介するポッドキャストが手軽に生成できるので、自己紹介コンテンツとして活用できるのではないかと思います。ほかにも、気になるニュースをポッドキャストにして自分だけの番組をつくるのも面白いかもしれません。

※ NotebookLM 無料版では、一日あたりのポッドキャスト生成数や保存期間に制限があるようです。

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